やまぐち 商店街アート 殺風景な通り彩る−−周南・徳山 /山口

◇徳山高専生がビルに壁画、買い物客にも好評
「シャッター通り」と化した商店街に、買い物客の笑顔と若者の活気を−−。空き店舗が増えている周南市の徳山銀座商店街で、23日と25日の2日間、地元・徳山高専の美術部員たちがビルの壁に絵を描く試みにチャレンジした。その名も「アート驚く商店街」。学生による手作りの社会実験の様子をのぞいてみた。
 
冷たい雨が上がった25日の夕方。周南市・近鉄松下百貨店の東側の路地に、ペンキを塗る女子学生の明るい歌声が響いた。人の背丈ほどの高さの絵が15メートルにわたって描かれたビルの壁。「心が和むわねえ」「明るくなっていいですね」。買い物の行き帰りで通りかかった女性が次々に足を止め、声をかけながら顔をほころばせた。学生たちの表情も自然と明るくなっていった。
 
徳山高専の美術部員10人が10時間かけて完成させた絵のタイトルは「私のまちのシンフォニー」。周南市のイメージを動物・花・海・街の四つで表現し、徳山の海や商店街、緑の山々などとその中をさっそうと駆け抜ける女の子の姿を明るいタッチで描いた。ビル所有者の許可を得て、徳山銀座商店街と徳山高専美術部が協力した初めての取り組み。殺風景だった通りの一角に彩りを生む試みは、学生たちの予想以上に市民から多くの反応があった。
 
「多くの人に喜んでもらえて、本当にやってよかったなあと思います」。美術部長の土木建築工学科2年、藤田恵未さん(17)は笑顔を見せ、「もっと商店街に親しみやすく、明るくなってもらいたい」と話した。
 
商店街と美術部の連携は始まったばかり。美術部員は今後も、壁や空きスペースに絵を描いたり、オブジェを置いたりする活動を続けたいとしている。

編集後記
「まちづくり三法」が改正され、日本各地で中心市街地の再生を目指して、関係者の新たな取り組みが始まった。「シャッター通り」の汚名を返上し、にぎわいのある“まち”にするために必要なものは何か―。魅力ある「オンリーワンのまちづくり」実践のためのユニークなアイデア、そのための成功方程式を満載した、関係者必読の書。

中心市街地の成功方程式
日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。