全国の2014年1〜6月の倒産件数は5073件で、10%減。
負債総額は1兆541億600万円で、なんと41%も減少しているのです。
小口倒産が多くなっている傾向がみられ、販売不振による累積赤字や慢性的な赤字体質から抜け出せない経営者が多いことが考えられます。
小口倒産については、隠れ倒産と呼ばれる休業・廃業を含めると、深刻な問題だと思いますが、経営者が考え方を変えて、経営を抜本的に見直すしか方法はないでしょうね。
待っていても販売不振から抜け出すことができませんので、「幸せなお金持ち」になる秘密、ここにあり! 「ir大学」
昨年までは考えられなかったような倒産が起きているのはご存じでしょうか。
それは、人出不足による倒産です。
仕事は受注しているが、仕事をする人がいないために倒産に追い込まれたケースが分かっているだけでも137件あります。
後継者難、従業員退職や求人難が原因で、2013年の5倍にもなっているのです。
人手不足は建設業、小売業、外食産業などで深刻で、全国的にも仕事があるにも関わらず人手が足りないため受注することができないという事態が広がっている。
長野県では職人と運輸業者を確保できず、受注した工事を進めることができなかったために資金繰りが悪化したという建設業者がある。
現在は事業を停止しており、最悪の場合、自己破産の手続きをとらざるをえないという。
福岡県の運輸業者もやはり運転手不足によって採算が悪化し、すでに3月の時点で事業を停止するという事態に陥っている。
人手不足は人件費高騰を招き、消費税増税による価格転嫁に苦しむ小売店や中小企業の経営をさらに圧迫している。



