“ちゃんと”の倒産に思うカリスマ経営者の興亡

1990年代のレストランオーナーのカリスマと言えば、グロ―バルダイニングの長谷川構造、際コーポレーションの中島武、ちゃんとの岡田賢一郎、この三氏だった。外食産業の経営者に格好よさを感じ始めたのもこの三氏の登場からである。

その一角を占めていたちゃんとが民事再生法を申請した。負債は36億1100万円。ちゃんとの創業は1993年、心斎橋に現れた創作和食の「ちゃんと。」だ。カリスマ性のオーラをまとった岡田賢一郎社長の外食業界デビューは派手だった。同氏が考案した「キムチの王様」は1995年10月に「日経レストランメニューグランプリ」で大賞を受賞、その名は全国に広まる。その勢いに乗り98年には東京に「橙家」新宿店をオープンし、華々しい東京進出も果たした。

その後、ちゃんとは一気に店舗数を増やし、外食業界の矢沢永吉こと、岡田“ケンちゃん”として一躍、東京外食産業界のスターダムへと昇りつめた。ちゃんとの社訓である矢沢永吉の曲の歌詞

”鎖を引きちぎれ”

のごとく急成長を遂げていったのだ。しかし、岡田氏の片腕で、東京進出の陣頭指揮をとってきた井上盛夫氏(元副社長・現ソルト・コンソーシアム社長)の退職を機に混迷が始まる。「ちゃんと。」はすでに業態としての旬を終えており、岡田氏が得意とした独創的な差別化業態の創造はとまっていた。

一方で岡田氏自身は、念願だったニューヨーク進出を果たすが、すでに既存店には勢いがなく、売上げを落としていた。ちゃんとの失敗の要因を推測するには、まずは岡田氏というカリスマ経営者がいつの頃からか“裸の王様”になってしまったこと、二つ目に井上氏の後を次ぐナンバー2が育なかったことがあげられるだろう。

飲食店を出店するに際して特に大切なものが3つある。

「人」「物件」「金」だ。そしてこれら3つの中で1番大切なのは「カネ」でも「モノ」でも無く「ヒト」である。外食産業も他の業界と同じく人により道ができ、人により道が閉ざされる。

また、岡田氏の敗因にはマーケットトレンドの変化に対する不適応もあったと思われる。既存店のスクラップアンドビルド、ブラッシュアップ、トレンドの先を見抜く先見の明、更に近年は行動力をも彼は失っていたのかもしれない。

現在、外食業界を見渡せば、カリスマ性の強い経営者はあふれているた。そして関西勢の小林事務所の小林敬、ユージー・グローイングアップの宇都宮俊晴、東京勢のソーホーズ・ホスピタリティ・グループの月川蘇豊らいずれもマスコミで華やかに取り上げられた経営者達が消えていっている。

カリスマ経営者には、強力なリーダーとしての“功”とワンマンとしての“罪”の両面が必ずある。その両面を常に俯瞰してコントロールできる人のみが息の長い経営者として生き残るのだろう。

2011年2月現在「ちゃんと」のホームページには、民事再生法の適用を申請したことは一言も書いてない。失敗のない人間はいない。むしろ失敗に学びを見出せば人は幾度でも成功を手にできる。躓きの際は敗北は敗北として認めた上で改めてスタート切ればよいのである。岡田氏に真摯な態度での再出発を願う限りである。

編集後記
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企業が広告費を大幅に削減!印刷業の潟Gイワが倒産

倒産速報です。東京都板橋区で印刷業の潟Gイワ(代表者:村田宗敏)が倒産しました。2月21日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任しています。負債総額は3億円です。

会社と倒産の経緯
潟Gイワは、商品パンフレットや自動車販売チラシなどを請け負っていた印刷業者であるが、リーマンショック後、販売不振から企業が広告費を大幅に削減、その煽りを受け、今回の事態に至った。

編集後記
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東京都中央区で経営コンサルタント業の鰍iFAホールディングス他1社が破産

倒産速報です。東京都中央区で経営コンサルタント業の鰍iFAホールディングス(代表者:古平佳功)と関係会社の且O和プランニング(代表者:古平佳功)が倒産しました。2月9日に破産手続き開始決定を受けています。負債総額は2社で1億7900万円です。

編集後記
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東京都江戸川区で飲食店経営の叶V土屋が破産

倒産速報です。東京都江戸川区で飲食店経営の叶V土屋(代表者:土屋文俊)が倒産しました。2月2日に破産手続き開始決定を受けています。負債総額は8000万円です。

編集後記
「メニュー」には「単品商品(料理)」「種類・価格などの商品構成」「メニュー表」という3つの意味があります。本書では、それぞれについて、法則と活用法を解説します。基本・発想から手順・法則・留意点まで、図解と具体例によって展開しました。

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良い勉強になりました。
これを生かして今後に役立てたいです。

少子化の進行や他の医療機関との競合で倒産した産婦人科の医療法人二葉会

倒産速報です。長野県松川村で産婦人科医院の医療法人二葉会(代表者:堀口隆彦)が倒産しました。2月4日付で破産手続きの開始決定を受けています。負債総額は1億1800万円です。

会社について
二葉会は1992年7月の設立。松川村で産婦人科医院「たんぽぽクリニック堀口産婦人科」を運営し、97年4月期には年収入高約2億円を計上していた。
 
倒産の経緯
しかし、少子化の進行や他の医療機関との競合などから、近年は分娩数が減少し、設備投資などの負担も重荷になっていた。昨年4月期の年収入高は約6000万円にとどまり、6月末で診療を停止、今年1月に破産を申請した。

編集後記
わかりやすい人事が会社を変える
成果主義の導入に失敗する企業や制度そのものへの批判が相次いでいる。制度の導入にいちはやく取り組み、改革を成し遂げた武田薬品工業。その成功の裏には、通例とは異なる逆の発想があった―。改革を陣頭指揮した元責任者が「組織活性化の奥義」を明らかにする。

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同業店との競合に敗れた東京都中央区でうどん店の滑ー文五年堂

倒産速報です。東京都中央区でうどん店の滑ー文五年堂(代表者:高橋洋行)が倒産しました。1月15日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して、自己破産申請の準備に入っています。負債総額は3億円です。

会社と倒産の経緯
滑ー文五年堂は、秋田名物の稲庭手綯うどん店「寛文五年堂 東京銀座店」などを経営、同業店との競合から売上高を落とし行き詰った。

編集後記
前途洋々たる青年達を前に、天風師が熱く、やさしく人生成功の秘訣を解き明かす。人としての本当の生き方、他人への接し方…、魂に直接に語りかけてくる感動の教え54項目。

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中村天風関連の著作は多くありますが、本著作は天風の口述を文字にしたものであり、非常に読み易く、天風自身の言葉であるが故のリアリティ感が感じられます。お値段もお買い得価格だと思います。

【続報】不透明な民事再生を行った飲食店経営の鰍ソゃんと

倒産速報です。東京都港区で飲食店経営の鰍ソゃんと(代表者:岡田賢一郎)が倒産し、民事再生の適用申請を行っています。負債総額は31億円です。

会社について
鰍ソゃんとは2003年9月に設立し、無国籍創作料理「ちゃんと」(15店舗)、韓式炉端「いふう」(8店舗)、新和食「橙家」(7店舗)など36店舗を経営していました。
鰍ソゃんとは無国籍料理が流行していたなか、店舗展開をはかり成功を納め、韓流店舗や和食店舗など展開、一時は80億円近い売上高を計上していた。

倒産の経緯
しかし、長引く消費不況による同業者間の激しい競争から、50億円台を割り込むまでに売上不振に陥った。
そうした事業環境に対して、同社は不採算店舗の閉鎖など行いながらも新規出店なども行っていた。
しかし、店舗閉鎖に伴う財務負担などから、財務内容を悪化させ、金融機関からもそっぽを向かれ、今回の事態に至っている。

鰍ソゃんとに対しては、料理が美味しく、人気もあったとのメールが寄せられており、再建されることを願うのみであるが、同社に対しては豊田産業梶i愛知県刈谷市)が、破綻前から破綻後の事業譲渡を含むスポンサー契約を締結しており、問題になることも考えられる。まだ、いくらで事業譲渡されるのかも不明であり、計画的過ぎる民事再生法の適用申請となっているようだ。
また、豊田産業が同社の事業を承継しても、不採算店の引き受けは絶対しないと思われる。
代表の岡田賢一郎氏は、今回の責任を取り辞任する。

編集後記
儲かるお店になるためのコスト計算の入門書。経験や勘に頼ることなく、どんな環境でも順調にお店を経営していくために欠かせない数字やデータについてやさしく解説する。これから開業する人はもちろん、小さな飲食店のオーナー、店長・幹部スタッフ必読の一冊。

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京都府京都市西京区でソフトウェア開発の潟fータアクションが倒産

倒産速報です。京都府京都市西京区でソフトウェア開発の潟fータアクション(代表者:吉見知明、平成元年11月設立)が倒産しました。2月2日に破産手続き開始決定を受けています。負債総額は1億4100万円です。

編集後記
終身雇用、年功序列という古いパラダイムが次々と崩壊し、「サラリーマン」がいなくなる時代が訪れている。日本人に染み付いた「サラリーマン的生き方」から脱却するためにはどうすればよいのだろうか―?著者も自ら実践し、実際に効果をあげた「脱サラリーマンの生き方」を、誰にとっても身近な「居住空間」「情報選別」「時間活用」、そして「語学」の4つのポイントから、「自分自身の再構築」の方法を指南する。

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東京都千代田区でテレビ番組企画制作の潟Aウンズが倒産

倒産速報です。東京都千代田区でテレビ番組企画制作の潟Aウンズ(代表者:二宮一幸)が倒産しました。、2月9日に、破産手続き開始決定を受けています。負債総額は1億4000万円(債権者約70名)です。

編集後記
どんな試練もヒョイっと避けて、毎日楽しく笑って過ごせる。経済的な成功と精神的な成功、両方とも手に入る方法。

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【続報】東京都中央区で詐欺投資顧問業が倒産

倒産速報です。東京都中央区で詐欺投資顧問業のReal Asset Management梶i代表者:岡村和重)が倒産しました。2月2日に、破産開始決定を受けています。負債総額は23億円です。

会社と倒産の経緯
昨年12月16日負債額約64億円で破産開始決定を受けたグローバルアイズ(代表者:河原正佳)、1月14日負債額約25億円で破産開始決定を受けたアイ・ベスト鰍ネどの詐欺グループ企業である。
詐欺の同社グループは、国内不動産やモンゴル資源開発を謳い文句に証券を発行して、高齢者等に販売していた連中。金融商品取引法違反の疑いに基づき、警視庁が家宅捜査していた。
警視庁には、隠し金を暴き出してもらうしかない。

編集後記
ファンを装って近づいて来たリサは、半ば強引に人気作家・如月杏彩子のマネージャーになる。華麗な職歴やハリウッドスターとの恋愛遍歴など、リサが語る半生にはことごとく信憑性がなく、杏彩子はいつしか執筆中の連載小説『婚活詐欺女』のヒロインとリサを重ね合わせるようになる――。作中作で描き出される、あの婚活詐欺事件のアナザーストーリーも必見。ネットでの出会いから、練炭カーに乗せられるまで――男たちはなぜ、醜い詐欺女の虜になったのか!?

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日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。