長野県千曲市でタクシー会社の八幡自動車合資会社が事業停止

倒産速報 明日はわが身です。長野県千曲市でタクシー会社の八幡自動車合資会社(代表者:新井信輝)が倒産しました。9月4日付で事業を停止しました。負債総額は1億2000万円です。

会社について
八幡自動車合資会社は1920年創業、40年設立の老舗タクシー会社。「八幡タクシー」の名称で、長野市南部や千曲市を中心に営業を展開し、80年代半ば〜99年に年商3億円以上だった。

倒産の経緯
業者の新規参入自由化に伴う競争激化や景気低迷で売り上げが減少。11年12月期で売上高が1億3000万円に半減した。12年3月に長野市の本社不動産を売却し、千曲市に移転。人件費削減など経営再建を進めていた。

同社の運行エリアだった「長野交通圏」は、国がタクシーの過当競争状態と判断した「特定地域」に指定されており、県内の特定地域内で事業者が経営破綻したのは初めて。
 
国土交通省によると、長野市や千曲市などの長野交通圏は12年8月時点で747台と適正数(545〜613台)を大幅に上回り、削減が進んでいない。

編集後記
過当競争状態を適正な規模にしようと国は取り組んでいますが、実効はないようですね。
現実問題と机上論ではかなりな差が存在しているのです。

今一度「特定地域」での見直しを行い適切な指導を行わなければ、さらに倒産が続きそうです。


丸富ホテル:上下水道と温泉水使用料、滞納額は計5873万円−−三種・森岳 /秋田

秋田県三種町の森岳温泉郷の温泉宿泊施設「丸富ホテル」(伊藤康政社長)が上下水道と温泉水の3使用料を滞納し、上水道と温泉水を止められた問題で、3使用料の7月末までの滞納額は合計5873万円に上ることが13日、分かった。同町によると、同ホテルから支払いの意思表示はないという。
 
同町上下水道課によると、滞納額の内訳は上水道1407万円▽下水道3354万円▽温泉1112万円−−と、止められた2料金だけで2519万円。このほかに延滞金も掛かる。ホテル側は給水を停止され休業した3日、報道機関の取材に対し、町からの督促額を3700万円と説明していた。同町は個人情報保護を理由に滞納額を公表していなかったが、5日の町議会全員協議会で三浦正隆町長が明らかにした。

編集後記
滞納額が5873万円になるまで三種町では何をやっていたのでしょう。
民間企業であれば、このような状況に追い込まれる前に何らかの方法を講じていたはずです。

新潟県新潟市でタクシーの鞄倹Vタクシーが倒産

倒産速報 明日はわが身です。新潟県新潟市でタクシーの鞄倹Vタクシー(代表者:菊地晴彦)が倒産しました。9月11日付で事業を停止し、自己破産を申請し倒産したことが明らかになりました。負債総額は3億2000万円です。

会社と倒産の経緯
1940年に創業の鞄倹Vタクシーは、新潟市内を中心にタクシー営業を展開し、同エリアでは業歴の長い老舗タクシー会社として広く知られていました。
旧新潟市では、2008年に破産した新潟、新潟相互と共に、戦前からの老舗タクシー会社だった。
同市中央区や東区を中心に50台で営業し、ピーク時の93年3月期は10億8445万円の売り上げがあった。

しかし、景気低迷による客足の落ち込みに加え、タクシー数の増加による競争激化で業績が悪化したため、これ以上の事業継続は困難と判断し今回の措置に至ったようです。

編集後記
タクシーなどのサービス業は「待ちの経営」になりがちですね。しかし、現状の経済状況では待っていてもお客さんが集まってくることは考えられません。

積極的な営業活動が必要でしょうね。


多額の経費が必要な事業ばかりに手を出して!愛媛県松山市でホテル経営の笈ノ台開発が倒産

倒産速報 明日はわが身です。愛媛県松山市でホテル経営の笈ノ台開発が倒産しました。9月10日に破産手続き開始が決定しました。負債総額は13億円です。

会社について
笈ノ台開発は66年創業。
パチンコ店、飲食業にも進出し、81年にはピーク売上高18億円を計上した。
しかし、過度の設備投資が裏目となって事業縮小し、ホテルに専念して同市内で「ホテル伊台城」「ANGKASA」を経営していたが、不採算が続いたため取引銀行から8月に第三者破産を申し立てられていた。

編集後記
手広く事業を展開したのは良いが、パチンコ店、飲食店やラブホテルのように設備に費用がかかるものばかりを選んでいたのでは、設備投資にお金がかかって大変だったことでしょうね。

次々とライバル店が現れて、設備を更新しなければお客さんに飽きられてしまう。飲食店の場合は味がよければ少しは救われますが、普通であれば、よほど努力をしない限り淘汰されるのは自然の成り行きです。

新規事業を考えるときに儲かることばかりを考えないで、初期投資とその後の経費がどの程度必要になってくるかを常に考慮に入れてください。


日本振興銀行の破綻で!東京都豊島区で飲食店経営の潟tーディーズが倒産

倒産速報 明日はわが身です。東京都豊島区で飲食店経営の潟tーディーズ(代表者:久保田恭章)が倒産しました。8月31日付で破産手続の開始決定を受けました。負債総額は80億2825万円です。

会社について
潟tーディーズは200年に設立。時の居酒屋「刻(KIZAMI)」「個室焼肉 牛の刻」「和風ダイニング きざみ」などの運営や「黒字ネット」の名でフランチャイズ展開などの開店支援事業を手掛け、2008年には「中小企業飲食機構」および「中小企業保証機構」が主要株主となり「日本振興銀行」を中心とする「中小企業振興ネットワーク」へ参加するなど事業を拡大していました。

倒産の経緯
しかし、日本振興銀行が2010年に経営破綻すると、資金の後ろ盾を失い150店舗以上あった店舗も20店舗あまりまで減少、別会社に店舗を移譲するなどして営業を続けていた。
事業規模の縮小を余儀なくされたほか、債権が整理回収機構へ譲渡されるなど資金繰りが行き詰まり、遂に債権者より破産の申し立てが行われ今回の措置に至ったようです。

編集後記
「栄枯盛衰」「奢る者久しからずや」で成長した暁には、成熟期へ向かい、最後は衰退期を迎えるのです。
成長期や成熟期にどのような経営方針にするかで、衰退期を迎えなくても済む方法もあるのですが、潟tーディーズは日本振興銀行と手を携えて経営規模の拡大に邁進したのです。

しかし、銀行が倒産したことによってたちまち潟tーディーズの経営も行き詰ったのです。
3歩進んで1歩下がるような慎重さが経営には必要であることを教えてくれた倒産ではないでしょうか。


内部から崩壊!東京都豊島区で巣鴨病院運営の医療法人社団青水会の倒産

倒産速報 明日はわが身です。東京都豊島区で巣鴨病院運営の医療法人社団青水会(代表者:吉利晃治)が倒産しました。8月22日に破産手続きの開始決定を受けました。負債総額は11億円です。

会社について
医療法人社団青水会は救急指定病院の巣鴨病院を運営し、2010年3月期には約7億円の医業収入があった。
 
倒産の経緯
しかし、最新医療機器の導入、人件費負担の増加などで、借り入れへの依存が大きくなった上、医療コンサルティング会社への支払いをめぐるトラブルなどで、多額の債務超過に陥り、苦しい資金繰りが続いていた。
 
こうした状況から税金の滞納状態が続き、2011年5月に病院不動産は競売に掛けられ、不動産業者の手に渡っていた。その後、病院側と業者側で買い戻し交渉が行われたが、交渉不成立となり、9月には閉院していた。


編集後記
医療法人社団青水会は2007年にトラブルを起こして逮捕者まで出していたのです。
ニュースによると

東京・豊島区の「巣鴨病院」の元理事が、収益金など3800万円を着服したとして警視庁に逮捕された。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、豊島区の巣鴨病院で財務担当の理事を務めていた日向和満こと吉田和満容疑者。
吉田容疑者は2000年4月から10月にかけて、診療報酬などの病院の収益金を口座から引き出し、約3800万円を着服した疑いが持たれている。

医療法人社団青水会の社風にも問題があったのではないでしょうか。


シナリオを書き間違えた!和歌山県伊都郡かつらぎ町で健康施設経営の竃半の里が倒産

倒産速報 明日はわが身です。和歌山県伊都郡かつらぎ町で健康施設経営の竃半の里(代表者:中神住春)が倒産しました。8月26日に事業を停止し、事後を弁護士に一任し、破産申請の準備に入りました。負債総額は9億円です。

会社について
竃半の里は1789年(寛政元年)の創業の老舗企業。
長らく酒造業を営んでいたが、平成8年に業態を変更、清酒製造を続けながら酒蔵を利用した飲食店・土産店運営を開始したほかドイツからビール醸造設備を輸入して「木の国野半ビール」の名称で地ビールの製造に着手し業容を拡大した。

平成12年には、竃半酒造店から竃半の里に商号を変更。
さらに、15年には天然温泉を活用した温泉浴・健康施設「蔵乃湯」を開設、23年9月にはこれまで運営していた鍼灸院を「あとぴぃ醫仁舘」としてリニューアル、温泉を活用したアトピー性皮膚炎の治療施設も開設するなどで総合的な施設として運営、県内外から集客して相応の知名度を築いていた。

倒産の経緯
平成10年にピークとなる年商約4億4000万円を計上したが、以降は積極的な施設の開設にも関わらず競争激化もあって売上は伸び悩み、近年は年商約4億円で推移していた。
また、たび重なる新規施設の開設、既存施設の改装、温泉の掘削などで多額の資金を要し金融依存度も高まっていた。

そうしたなか、ここに来て資金繰りが逼迫、今月に入ってからは仕入先への支払延期要請などで凌いでいたものの遂に力尽き、今回の措置となった。

編集後記
観光客が減少する中で、無理な設備投資が倒産要因ですが、地ビールや日本酒の売上がジリ貧になる中で、経営を多角化を狙ったのでしょうね。

気持ちは充分理解できますが、売上や利益に見合う投資でなければ経営が苦しくなるのは当たり前です。

人間って設備投資を計画するときに、必ず最良の結果を想像してしまうのですね。金融機関からの借入のためにも、どうしてもバラ色の計画書になってしまうものです。

新規事業を始めたり、設備投資を行う場合には、最低でも3つのシナリオ・パターンを用意しましょう。



つまり、良くなる・現状維持・悪化するの3つのシナリオ・パターンでです。金融機関に提出するには良くなるを使いますが、実際には悪化するを基準にしたほうが正しいようです。

預託金返還請求に耐えられず!石川県金沢市でゴルフ場経営のツインフィールズ鰍ェ倒産

倒産速報 明日はわが身です。石川県金沢市でゴルフ場経営のツインフィールズ梶i代表者:吉村高太)が倒産しました。8月27日に民事再生法の適用を申請しました。負債総額は189億7000万円です。

会社について
ツインフィールズ鰍ヘ、1989年(平成1年)3月に、金沢市に本社がある不動産賃貸業者が中心となり、地元金融機関などの出資も得てゴルフクラブ『ツインフィールズ』の経営を目的に設立されたものである。

石川県内17番目と後発のゴルフ場ながら、法人、個人を合わせた会員は当初約2800名にのぼり、ゴルフ場造成費用を確保して順調な滑り出しとなった。
92年10月に2コース、36ホールの規模でゴルフコースをオープン。その後の積極的な営業活動で顧客を確保し、ピーク時である96年3月期は年収入高約19億円を計上していた。
また、99年5月には日本プロゴルフ選手権を開催するなど、県内指折りのゴルフ場として知名度を有していた。

倒産の経緯
しかし、長引く不況下において、企業の経費節減や個人消費の低迷から入場者数が徐々に減少、業界の価格競争激化も加わって業績が低迷するなかで、預託金返還年度となった2002年には会員権の相場下落から預託金返還請求が相次ぎ、会員権の分割や償還の据え置きを会員に提案。
同年6月20日前代表者である吉村外茂勝氏が死去したこともあって、返還請求は一時期沈静化していた。

しかし、その後も業績は毎期落ち込み、2012年3月期の年収入高は約4億7800万円まで減少していた。
こうしたなか、延長していた償還年度である2012年に入って、会員からの預託金返還訴訟が相次ぎ、同訴訟にも敗訴したことから、今回の事態となった。

編集後記
売上が半分になっても生き残れる場合もありますが、4分の1になれば借入金が無い場合だけしか生き残れないでしょうな。

名称は預託金という預かり金ですが、実質的には利息の付かない借入金ですから、経営が窮していたことは簡単に想像できます。

ゴルフ場の会員権は投資だと思っていたほうが正しいですね。一応ゴルフ場が元金を保証している形になっていますが、倒産してしまえば紙くずです。
株式を購入するのと同じだと考えるようにしましょう。

実際に倒産してしまった、ツインフィールズ鰍フ預託金は10パーセント以下しか返還されないでしょう。
失ったものをいつまでも嘆くよりも、残されたものの中から人生に役立つものを見つけるように、前向きに進むほうが正しいのではないでしょうか。


開業から10年で倒産した!神奈川県横浜市都筑区で眼科クリニック経営の医療法人養栄會

倒産速報 明日はわが身です。神奈川県横浜市都筑区で眼科クリニック経営の医療法人養栄會(代表者:太田道夫)が倒産しました。破産手続きの開始決定を受けていたことが分かりました。負債総額は1億5000万円です。

会社と倒産の経緯
医療法人養栄會は2003年10月の設立。
横浜市内のショッピングモールで「つづ中眼科」のほか、一時は内科、脳神経外科、小児科の「つづ中クリニック」も経営していた。
 
診療所の設備投資や人件費の負担が増える一方で、患者数は伸び悩み、2007年3月末時点で1億790万円だった資産総額は、翌年には半分に減少。
2009年1月に「つづ中クリニック」を閉鎖したものの、赤字経営に歯止めがかからず、同年3月末時点で1638万円の債務超過に転落した。

編集後記
病院はべつにしても医師は儲かる職業だと思っていましたが、そうでもないですね。特に新規の開業医の場合には億単位の設備投資が必要になるとのことですね。

カルテが電子化されて、コンピューターは電気店で買うのとそれほど金額の差はないようですが、ソフトはべらぼうに高いようです。
2代目の歯科医で、土地・建物は親から譲り受けたものを使っていますが、簡単なソフトを入れ替えただけで500万円もかかったと嘆いていました。

ソフト会社にしても、歯科医院の要望を聞いて、ソフトを作成し、使えるようにバグをチェックして、さらに歯科医院で使いこなせるように教えなければなりませんので、それほど多額の利益を得ているとは思えません。

医師になる人の多くは経営感覚を身に付けていないでしょうから、優秀な税理士や公認会計士などと常にコンタクトをとって赤字を防ぐ手段を構築して、システム化する必要があるのでしょうね。


時代の流れを読めなかった!東京都新宿区で出版業の鞄本放射線技師会出版会が破産

倒産速報 明日はわが身です。東京都新宿区で出版業の鞄本放射線技師会出版会(代表者:中村幸子)が、8月8日に破産手続きの開始決定を受けていたことが分かりました。負債総額は1億6300万円です。

会社と倒産の経緯
鞄本放射線技師会出版会は2003年11月の設立。
日本放射線技師会からの委託で、会報誌「JART」や情報誌「Network Now」などを編集・出版。
2006年9月期には約2億900万円の年売上高を上げていたが、ここ数年、業務の大半を占める同会からの受注が減少し、2011年末には事業を停止していた。

編集後記
特定の取引先だけから受注をしていた場合に、取引先が発注量を削減したときには一気に経営が悪化するのですね。
官公庁を相手にしていた土木業界と同じような構図だと思います。

自社の経営資源を活かせる途を常に模索し続けていなければなりません。レコードがなくなってCDに変わったときのレコード針製造業者、ブラウン管テレビがなくなって、ブラウン管のノウハウしかなかった下請け会社、携帯電話がスマートフォンに変わったときの携帯電話部品会社など、時代の流れ、商品の進化によって衰退したり、消滅する商品や部品があることを常に肝に銘じておきましょう。


日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。