自社企画の「AMEX」マンションシリーズを展開し、平成22年11月期には88億円以上の売上高を計上していた。
福岡の大物右翼が介入した福岡市天神南のフクニチ新聞、破綻後、敷地を紆余曲折して都市再生機構が取得、同社はその地を都市再生機構より50年の定期借地権を取得して、商業・オフィス・ホテルなどの複合施設「天神プレイス」を開業させるなど、同社の一大事業過ぎる事業となっていた。
しかし、リーマンショックにより、金融機関や投資ファンドによる不動産事業への融資や投資が大幅減少、「天神プレイス」の購入予定先であったセキュアドキャピタルが購入をキャンセルし、同社は施工ゼネコンの大成建設への支払いも滞り、結果、大成建設に売却し、多額の売却損を発生させ、財務内容を急悪化させていた。
そのため、本業の分譲マンション開発の用地取得もままならなくなり、事業を不動産仲介業へシフトさせていた。多額の債務超過に金融機関から債務免除を受けるなどしていたが、運転資金が限られジリ貧に陥り、財務内容を改善させ再起を図るため、今回の民事再生申請となった。
なお、民事再生のため事業は継続して行われている。
会社名 (株)アーム・レポ
業 種 分譲マンション開発
所在地 福岡県福岡市
設 立 昭和62年11月
負債額 9億円