東京都台東区でダンス用品販売のセキネ商事(株)は、7月29日に事業を停止し、破産申請を弁護士に一任していたが、8月22日に破産手続きの開始決定を受けました。
社交ダンスやバレエ用品などの販売を手掛けていた。愛好者を主体にダンス教室や専門ショップなどに事業基盤を築き、平成4年2月期には売上高約22億4000万円をあげていた。
その後は、需要の停滞などから売上は伸び悩んだが、映画「Shall we ダンス?」が公開された8年頃にはいったん持ち直した。しかし、以降は映画を背景としたブームが下火となり売上は低下、26年2月期の売上高は約7億円にとどまっていた。
また、バブル期に多額の不動産投資を行ったことで多額の借入金を抱え、数年前には不動産売却などを行ったが、不動産価格の低下から借入金の圧縮までには至らなかった。売上減少に歯止めが掛かからず、借入金の返済もめどが立たないことから今回の措置となった。
会社名 セキネ商事(株)
業 種 ダンス用品販売
所在地 東京都台東区
設 立 昭和55年3月
資本金 1300万円
負債額 10億円