東京都中央区で女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」の(株)スマートデイズは、4月9日に民事再生法の適用を申請していた。
4月18日に民事再生の申し立てを棄却され、5月15日に破産手続き開始決定を受けた。
「クラウドアパート」のブランド名で宿舎型シェアハウスの販売、サブリース、管理等を手がけ、女性専用のシェアハウス「かぼちゃの馬車」を主体に、男性や外国人向けの「ステップクラウド」、シングルマザー向けの「シングルマザーハウス」等を展開していた。
シェアハウスのサブリース事業では草分け的な存在として知られ、近年はシェアハウスの入居者を対象とした人材派遣事業も開始するなど、若者支援を目的とする住まいと仕事の両面での支援事業も活発化。宿泊所やアパートの販売を開始したことに加え、建設業許可を再取得したことによる建築事業の売上寄与があった2017年3月期には年売上高約316億9600万円を計上していた。
しかし、2017年10月頃より提携金融機関との契約状況などが大きく変動し、新たな寄宿舎型シェアハウスの販売が難しい状況に陥ったことから、同月27日に管理している不動産オーナーに対し賃料改定の通知書を送るなどしたことから、信用不安が拡散。
サブリース事業からの撤退など大幅な業容の転換を余儀なくされるなか、2018年1月には不動産オーナーに対する賃料の支払いをストップ。その後、一部のオーナーが損害賠償請求訴訟の動きを見せるなか、支え切れず今回の事態となった。
会社名 (株)スマートデイズ(旧商号(株)スマートライフ)
業 種 女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」
所在地 東京都中央区
設 立 平成24年8月2日
創 業 平成13年10月
創 業 21億円(資本準備金含む)
負債額 60億3500万円
従業員 125名(2017年10月1日現在) ※子会社含む
■編集後記
社員にもお客様にも価値ある会社 利益をずっと生み出す秘訣 [ 西浦道明 ]で紹介されている会社は、多くの人には聞き慣れない名前の会社だと思います。いわゆる「いい会社」の紹介を数多く聞いている私でも4社中2社は名前は知っていても、これらの会社が「社員中心」の経営をされていることは全く知りませんでした。
本書では、このような地方の比較的規模の小さな会社が社員を中心に据えた経営によって、高い収益を生み出している実態と実現までの過程を紹介しています。
安定している会社・収益力が高い会社=大きな会社ではなさそうであることはもう既に多くの人が感じていることだと思いますが、何よりも大きな企業では構造的に難しい、お客様への貢献を体感させるような仕組みづくりが永続する会社を作るための大きな条件ではないか本書を読んで強く感じました。
ストレスなく読める分量ですので、ちょっと時間のあるときに気軽に読むことができます。