静岡県富士市で製紙業の大興製紙(株)が会社更生法開始決定

静岡県富士市で製紙業の大興製紙(株)は、1月15日に会社更生法の適用を申請。2月15日付で更生手続の開始決定を受けました。

包装用、産業用クラフト紙、特殊紙の製造業者。米麦、製粉等の重袋用クラフト紙、ショッピングバッグ、角底袋など軽包装クラフト紙に加え、産業用特殊紙の開発にも注力し、ガラス保護紙やキッチン用薄紙、プリント基板クッション紙、ステンレス巻き取り紙など取り扱い品目を広げた。パルプから紙までの一貫生産を行なう独立系クラフト紙専業メーカーとして営業基盤を築き、全国の紙商社や紙代理店を得意先としていたほか、大手商社を経由して海外へも輸出して業容を拡大し、近時ピークの2009年3月期の年売上高は約153億2100万円を計上していた。

しかし、大手クラフト紙メーカーとの競合などによりインバウンド需要に支えられていた角底袋など軽包装の売上が減少したほか、鉄鋼向けの需要も減少。加えて、電子機器向けのガラス合紙も国内液晶メーカーの不振により需要が落ち込んでいた。原料パルプ価格の乱高下と価格転嫁が遅れ、2020年3月期の年売上高は約121億7700万円にまで減少し、5期連続で最終赤字を計上。さらに、過年度における自家発電設備の増強や機械設備などの積極的な先行投資により年商規模近くの借入金を抱えていたなか、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により国内外で需要減少が続いていた。このようななか、新たに一般向けペーパータオルの販売を開始するも奏功せず、今後の受注や資金調達の見通しが立たないことから、今回の措置となった。

会社名 大興製紙(株)
業 種 製紙業
所在地 静岡県富士市
設 立 昭和25年6月
資本金 1億円
負債額 140億800万円
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