静岡県賀茂郡松崎町で温泉旅館経営の(株)大沢温泉ホテルが破産



静岡県賀茂郡松崎町で温泉旅館経営の(株)大沢温泉ホテルは、9月19日に破産開始決定を受けた。

創業者が江戸時代からの庄屋屋敷の自宅を改装して観光施設「大沢温泉ホテル依田之庄」として昭和36年に創業。
旅館建物は静岡県の有形文化財の指定を受けるなど高級和風旅館として運営されてきた。平成3年5月期から5年5月期にかけては4億円台の年間売上高で推移し、安定した利益を維持していた。
しかし、次第に客足が鈍るなか、11年には本館3階部分に露天風呂を開設したものの、以降も建物改修などの投資が負担となり採算面は悪化。21年頃には取引先への支払遅延などが発生したうえ、東日本大震災で客足がさらに減少した。
24年4月、代表者の先祖が北海道の十勝開拓に尽力した関係で松崎町と姉妹都市の北海道帯広市に支援を申し出たが不調に終わり、26年6月には休業状態となった。その後、旅館不動産が競売により売却されたが、負債が残り今回の措置となった。
なお、旅館不動産はNPO法人が競売で取得した後、29年3月に賀茂郡松崎町が買い取り、「旧依田邸」として土日のみ一般公開されている。

会社名 (株)大沢温泉ホテル
業 種 温泉旅館経営
所在地 静岡県賀茂郡松崎町
設 立 昭和39年12月
創 業 昭和36年 
資本金 1000万円
負債額 4億2000万円
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