長野県松本市で金属表面処理のダイナテック(株)が事業停止



長野県松本市で金属表面処理のダイナテック(株)は、6月5日をもって事業を停止し、事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入っている。

1990年6月に松本市埋橋の本社を臨空工業団地内に移し、積極的な設備投資を行ってきた。
従来はメッキ加工を主力としていたが、電子・電気機器などの表面処理(真空蒸着加工、光学薄膜蒸着加工など)にウェイトを移すとともに、2000年代には携帯電話向けカメラモジュールの電磁波シールド事業を主目的に中国に進出、天津・シンセンに拠点を構え、2008年3月期には41億7700万円の売上があった。

しかし、リーマン・ショック後の経済情勢の悪化により電子・電機機器に関する幅広い分野の売れ行きが鈍化。
さらに、中国における事業も携帯端末の多様化や格安携帯の参入などから目論見通り進まず、厳しい経営を余儀なくされていた。2014年に天津、2015年にはシンセンの拠点を清算し、国内生産に特化したものの、中国進出に伴う多額の投資や清算コストが膨らみ財務が悪化。
金融機関をはじめ各方面の支援を受ける一方、新規分野の開拓にも努めてきたが、売上高は2015年3月期約6億6600万円、翌2016年同期約6億2300万円と下降線をたどっていた。近時も需要の減退、コストダウン要請が続くなど業況は回復せず、事業の継続を断念した。

会社名 ダイナテック(株)
業 種 金属表面処理
所在地 長野県松本市
設 立 昭和28年10月
創 業 昭和21年10月
資本金 9999万円
負債額 33億円
従業員 40名
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