「日本一の豆腐店を目指している」 埼玉県ときがわ町・とうふ工房わたなべ



(有)とうふ工房わたなべは創業時にはコンニャクの製造を行っていましたが、夏場はコンニャクが売れないために昭和26年から豆腐の製造を始めたのです。

現在の渡辺社長は2代目で、昭和53年に事業を引き継ぎ、スーパーマーケットなどに卸をしていました。
やがて、スーパーの価格競争に巻き込まれたり、小型スーパーが閉店をしたりと、転職を考えなければならない程までに会社の経営が行き詰っていたのです。

ところが当時中学2年生だった上の娘が郵便局の簡保作文コンクールで最優秀賞を受賞。題が「我が家は村のとうふやさん」でした。

マスコミの取材、ファンレターが来て、辞められなくなったんです。
同時にその反響に
「どんなことも日本一を極めればお客様は来てくれるのか!」と思ったんです。例えば味で美味しい豆腐を作ろうとか、接客で日本一とか、色々考えて卸売りから小売に変換できたんです。」



・こだわりのとうふ
しかし簡単には売れませんでした。
生活クラブを立ち上げようという女性の方達が国産大豆で美味しい豆腐を作ってよ、との要望があって一丁230円でもいいということで作って、高い豆腐を買ってもらって申し訳ないとの思いから配達していたところ、それが便利だということで口コミで広がっていきました。
現在も移動販売を行っています。
そのうちお客様がお店に来店していただけるようになっていって、マスコミの取材の後でもお客様が減らなかったんです。
『頼まれ事は、試され事』といいますが、お客様が増えた時ほど更に一生懸命に接客に当たって行こうと、やってきたのが現在に至っています。

・今後の展望、夢
ベースは地域農業です。
そこに食品工場があって、雇用が生まれて、お客様が来るというスタイルをもっともっと確立したいです。
エネルギーの地域自給、人間関係(ケアー)の地域連携を含めた住み良い地域づくり、その中で生かされてゆき、商売として成り立ってゆくようなところを目指したいと思っています。また、そういうスタイルの食品業者が全国に広まってゆけば中小零細でも生き残っていけると思います。

会社名 (有)とうふ工房わたなべ
業 種 豆腐、油揚げの製造販売とその関連商品の販売
所在地  埼玉県比企郡ときがわ町大字番匠372
創 業 昭和21年
従業員 35名 (男性8名 女性27名)
日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。