スタート時点ではわずかな考え方の差だった!売上で5倍以上の差がついた

少子化が進む中でベビー服や子供服の企業が売上を落としているのは理解できますが、叶シ松屋チェーンだけは元気があります。

2003年には1兆円の市場があったといわれますが、2013年には7000億円市場になったそうです。

叶シ松屋チェーンは姫路市の呉服店から出発した会社で、1990年代から急成長をし、売上は2010年1177億円から2013年には1225億円まで伸ばし、2016年には2000億円の売上を目指しています。


ベビー服と子供服の売上ランキングで上位5社は、ミキハウスで234億円、ナルミヤインターナショナルで156億円、ファミリアで140億円、べべで117億円、フーセンウサギで62億円でした。

叶シ松屋チェーンの1000億円以上の売上は異常ともいえる数字で、どこが違うのかを調べてみたいと思ったのです。

とても簡単な比較ですが、ミキハウス・ナルミヤインターナショナル・ファミリア・べべやフーセンウサギはブランド化して、高級化路線を歩んでいました。

また、直営店を持ってはいるものの、基本的には卸業でしたね。

叶シ松屋チェーンは全く逆の方向を目指して、大衆化路線と直営店だけの小売業に徹したのです。

1991年1月のバブル崩壊や2008年9月のリーマンショックを考えあわせると、1990年代に入って急速に叶シ松屋チェーンが成長した理由が少しは見えてくるのではないでしょうか。

大村禎史社長の義父母が起業した大衆化路線のベビー服と子供服のお店は、30年以上にわたって大阪府と兵庫県のローカルなお店だったのですが、その間に力を蓄えていたとしか思えません。

そして、時代の流れと新社長の先見性や判断力で今の姿になったのでしょう。

正しいと思ったことやお客さんに喜んでもらえると思った商品やサービスがあったときには、徹底的に取り組み、少しだけ調子が良くなったからといって急成長させようとせず、力を蓄える時期を持つべきなのでしょう。

圧倒的な1番店と引き離された2番店以下との差は、スタート時点では高級化路線か大衆化路線、卸業か小売業かの違いだけだったのです。

しかし、30年以上の月日でとてつもない差が生じることを教えてくれています。
 

会社名 叶シ松屋チェーン
業 種 小売業
所在地 兵庫県姫路市飾東町庄266番地の1
設 立 1956年(昭和31年)10月3日
創 業 1950年(昭和25年)
代表者 大村禎史
資本金 25億2303万円(2010年2月現在)
年 商 1177億円(2010年2月期)
従業員 509名(2009年8月現在)


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