既存店の売上高が減少する一方、牛肉など主要食材の仕入れ価格が上昇したほか、店舗数増加にともなう人件費や地代などのコストも増えた。
7月上旬に第1四半期決算を発表した吉野家ホールディングスも営業利益が65%減、最終損益は1億2600万円の赤字だった。
最大手のすき家を含む牛丼大手3社は、集客策として牛丼の200円台への値下げキャンペーンを断続的に行ってきたが、消費者が値下げに慣れてしまったことや、コンビニやマクドナルドなど他業種との競争も激化。各社の既存店売上高は前年割れか横ばいの状態が続き、値下げ路線は曲がり角を迎えている。
すき家を展開するゼンショーホールディングスは8月1日に第1四半期決算を発表する。
![]() 【送料無料】名経営者が、なぜ失敗するのか? [ シドニー・フィンケルシュタイン ] |