会社について
東向鉄工鰍ヘ、1929年(昭和4年)3月創業、59年(昭和34年)1月に法人改組した建設機械・油圧機械メーカー。
創業以来、大手メーカーの協力工場として実績を重ね、建設機械の減速機や油圧タンクなどを製造、92年6月期には年売上高約30億3300万円を計上。
2006年9月には神戸市西区見津が丘の工業団地に、24時間稼働の最新鋭工場を開設した。
倒産の経緯
ところが、その後のリーマン・ショックにより受注が大幅に落ち込み、借入金の負担が重荷となり資金繰りが急速に悪化したため、2009年12月には、取引金融機関に返済条件の変更を要請。メーンバンクやコンサルタントのもとで再建を図っていた。
しかし、経費節減など各種リストラ策を講じてきたものの、2010年6月期の年売上高は約23億1100万円にとどまり、約3億円の当期損失を計上。
翌2011年6月期も赤字となり、2012年6月期決算も赤字、債務超過見通しで、経営改善計画通りの進展はみられず、さらに資金繰りは悪化。
今春には新たな再建案を金融機関に提示、調整を図っていたが膠着していた。
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