グーグルの美人副社長“ヤフー移籍”の裏側

インターネット検索大手の米ヤフーは、グーグルの女性副社長、マリッサ・メイヤー氏を新CEO(最高経営責任者)に起用した。メイヤー氏は創業期からグーグルを支えたエンジニアだ。R&D(研究開発部門)のゲートキーパー、いわゆる管理人として、世界中から集まってくるアイデアを審査し、トップに上奏するか採用するかどうか決定していた。

メイヤー氏は現在37歳。スタンフォード大学で人工知能などの研究をした才媛で、1999年、創業したばかりのグーグルに20番目の社員として入社した。才能に加えて彼女が有名なのは、大変な美人ということ。

ネット検索などを統括し、Gメールや地図検索のグーグルマップ、町並みを見渡せるストリートビューなどのサービスを100以上も立ち上げている。優しい顔だが、グーグルの社内では最も怖いゲートキーパーといわれていた。

こういう女性が何を迷ったのか、ヤフーに行くという。開発研究についてのジャッジメントは素晴らしいのだが、経営者として何ができるのかは未知数。

それよりも私が気になるのは、ひょっとするとグーグルの経営陣に何かが起こっているのではないか、ということだ。

7月19日に発表されたグーグルの今年4−6月期の決算は、純利益が前年同期比11%増の約2190億円だった。通信機器会社モトローラ・モビリティの買収やネット広告が好調に伸び続けていることが要因だが、この業績発表の会見に創業者でもあるラリー・ペイジCEOは姿を見せなかった。

6月のグーグルの年次株主総会を欠席して以来、ペイジ氏は公の場に出ていない。グーグル側は「ペイジ氏は声が出なくなった」と明らかにしており、彼が何らかの病気であることは確かだが、詳細については口をつぐんでいる。グーグルのエリック・シュミット会長も「7月9日にペイジ氏がオフィスに出勤した」と話したが、病状については多くを語らなかった。

一方、ペイジ氏と一緒にグーグルを創業したセルゲイ・ブリン技術部門担当社長は、「ペイジは治っているんじゃないの?」と他人事みたいに話していたという。

シュミット、ペイジ、ブリンの3人の話は何かかみ合っていないような気がする。上層部に軋轢があるのではないか。もしかしたら、それがメイヤー氏にとって面白くない状況になり、嫌気がさして辞めたのかもしれない。

メイヤー氏はグーグルで十分な報酬とストックオプションを得ているから、おカネは一生必要ないはずだ。ヤフーからの報酬は今後5年間で50億円以上ともいわれるが、そんなことに釣られるはずもない。

グーグルは依然として業績がよく、純利益も売り上げも伸びている。だが、トップにゴタゴタがあるとしたら今後の業績に影響するかもしれない。

一方、妊娠中のメイヤー新CEOは若干の産休は取るがその間もヤフーの仕事を続ける、と宣言している。そこまでしてヤフーの立て直しをする才媛の動機は何なのか。気になるドラマが両社で進行している。


日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。