デリバティブによる損失も!大阪府大阪市淀川区でパルプ製品製造の潟Tン・ジャパンが倒産

倒産速報 明日はわが身です。大阪府大阪市淀川区でパルプ製品製造の潟Tン・ジャパン(代表者:中井厚志)が倒産しました。7月24日に民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けました。負債総額は98億5100万円です。

会社について
潟Tン・ジャパンは、1990年(平成2年)2月に設立したパルプ製品製造業者。
トイレやフローリングの掃除用不織布シート、キッチン用不織布シート、ウェットティッシュを中心に製造し、粘着ロールやクラフトテープなども扱っていた。
大阪と愛媛に本社を有し、東京や名古屋、福岡など大都市に営業所を開設。
大手100円ショップチェーンや有名ベビー用品店、大手量販店に営業基盤を確立し、得意先のPB商品のOEM受注を得ていた。2003年3月には生産拠点として中国に現地法人を設立したほか、愛媛県に大型物流センターを開設して大量受注に対応。
得意先からの受注が好調だった2009年8月期には年売上高約84億2700万円を計上していた。
倒産の経緯
その後も2010年には香川県に大規模なクラフトテープ工場を開設するなど積極的な設備投資を行っていたが、新工場稼動の遅れや得意先からの受注が低迷したことで2011年8月期には年売上高約73億2000万円までダウンしていた。
さらに、2011年1月頃からクラフトテープの接着面が剥離する不良品が発生したことで主力得意先からの発注がストップ。
不良品の返品により収益面も大きく低下したほか、デリバティブ取引による大口の損失も発生したことで赤字を余儀なくされていた。

このため、得意先との取引回復に向けて不良品の再発防止を図ったものの、2012年に入り、親会社の潟Tン・ジャパンホールディングでの度重なる代表交代などから取引先の間で信用不安が拡大。
その後も受注が回復しないなか、4月には金融機関に元本返済猶予を要請、関係先から資金を調達して凌いでいた。
7月19日、20日には関係者説明会を開いて支援を要請していたが、ここにきて資金調達が限界に達し、今回の措置となった。


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