伏見夢工房:街づくり会社、10年の歴史に幕 基本計画97%達成、観光協会や商店街が継続 /京都

十石船、日本酒まつりで活性化
京都市伏見区の伏見桃山・中書島地域の観光や商業振興など街づくりに取り組んできた株式会社「伏見夢工房」(大倉敬一社長)が6月30日に解散し、設立から10年の歴史に幕を閉じた。同社は中心市街地活性化法に基づき、市で初めてTMO(街づくり運営機関)に認定され、水と酒をキーワードにユニークな活動を続けてきた。10年の計画の終了に伴う解散で、関係者は「今後も商業、観光それぞれの立場で魅力アップにつなげていきたい」としている。
 
同社は02年2月、地元企業など55団体が出資して資本金2255万円で設立された。かつて伏見港という水運の拠点を抱える港町として栄え、全国有数の酒造りの街でもある同地区の特性を生かそうと、「酒と歴史が薫るまち伏見」を目指し、十石船の運行や日本酒まつりを開催。酒蔵での落語会に協力するなどしてきた。
 
十石船は好評で、04年度の利用者数は2万7000人だったが、10年度は3万5000人に増加。周辺の施設の利用者も増え、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」の効果も相まって、寺田屋の訪問者数は03年の7万2000人から10年は16万8000人にまで増えた。
 
市商業振興課によると、01年9月に策定された同地区の基本計画は、京セラ本社などがある高度集積地区との連携や河川景観整備など45事業があり、廃止7事業を除き、97%の事業が達成された。市の担当者によると、十石船が運航される以前の川は汚く、誰も寄り付かないような雰囲気だったという。「川や街がきれいになり、伏見の魅力が増した。各商店街の連携も深まった」と評価する。
 
同社が行っていた事業は、今後も伏見観光協会や商店街などが継続していく。専務取締役を務めた村上好夫・伏見7商店街代表(63)は「この10年で地元企業や商店街などが一つになれ、伏見のイメージも向上した。商店街として今後もファン作りに取り組んでいきたい」と今後の抱負を語っている。


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