ヒット商品に新潮流!便利な“容器”が消費者くすぐる

食料品や飲料の容器に工夫を凝らし、利便性を高める企業が増えている。手が汚れない納豆パックや、外れず落ちないペットボトルのキャップなどさまざま。おいしさ以外にも使いやすさという付加価値をアピールし、一段と消費者を引き付けるのが狙いだ。

「たれの袋を開けたときに手が汚れる面倒がなくなった。毎朝食べるので便利です」とうれしそうなのは、東京都内在住の主婦(76)。

ミツカンが1月に発売した納豆「金のつぶ パキッ!とたれ とろっ豆」は、発泡スチロール容器の上ぶたの中にたれを入れたのが特長だ。ふたを切り離して半分に折ると、割れ目からたれが流れ落ちる。簡単で、付属のたれ袋を開けて手が汚れる煩わしさもない。

ミツカンは納豆では大手メーカーで最後発ながら、特有のにおいを抑えた商品や袋を使わないゼリー状のたれも開発。昔ながらの固定ファンが多い納豆市場で常に新しい視点を取り入れてきた。

「パキッ!とたれ」を開発した森田浩正さんは「食べ物の好みが細分化する中、味で多くの人を満足させるのは難しいが、食事の利便性の向上なら誰もが満足できる」と自信を示す。



JR東日本ウォータービジネスは3月に発売したペットボトルタイプのミネラルウオーター「フロムアクア」で、本体から外れず下に落ちないキャップを国内で初めて採用した。

JR東日本管内の駅にある自動販売機のデータ分析で、「乗車前に買って列車の移動中に飲む」人が多いことが判明。キャップを開けても樹脂製のバンドでつながれている商品にした。「通勤時でもうっかり落とすことなく片手で飲める」と女性を中心に好評という。



缶の飲み口の面積を従来商品の1・3倍に広げたのは、アサヒビールの第三のビール「アサヒダイレクトショット」だ。麦芽や炭酸を増強した中身を広い飲み口で味わうことで、より刺激的な飲み応えを目指した。「容器が中身をより引き立たせる役割を果たしている」と開発担当者は話す。

従来は感性工学に基づき、飲みやすさなどを重視して容器の形状を設計していたが、今回は刺激に特化した。

容器製造の大手で、誰でも使いやすいユニバーサルデザインの先駆的なメーカーである凸版印刷は、「利用者の心地よさ」に着目した商品設計を進めている。

細かい説明を読まなくても直観的に切り方が分かるキッチン用ラップや、お菓子の紙箱の開閉を「カチッ」と音で知らせる仕掛けなど、利用者が安心感や楽しさを得られる機能に力を入れる。

商品企画部の押谷光人部長は「使ってストレスを感じさせない機能は利用者の感性に響く魅力があり、商品のブランド価値向上と企業のイメージアップにもつながる」と指摘している。

日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。