医療機関の倒産、今年上半期は15件−過去10年間で最少

東京商工リサーチの集計によると、今年1-6月に全国で発生した医療機関(病院、診療所、歯科診療所)の倒産は15件で、昨年の同じ時期の23件に比べ8件減少した。上半期の倒産件数としては、この10年間で最少。東京商工リサーチでは、「中小企業金融円滑化法」(モラトリアム法)の期限が来年3月末まで再延長されたことで、倒産が抑制されている可能性があるとみている。

今年上半期に倒産した医療機関15件の内訳は、病院1件、診療所6件、歯科診療所8件。負債総額は計68億6000万円で、前年同期の107億1100万円から減少した。

また、倒産の形態別では、経営主体が財産を清算して消滅する破産手続きによるものが11件と、全体の7割以上を占めた。再建を目指す民事再生は3件にとどまった。銀行取引停止は1件だった。

倒産の原因では、「販売不振」によるものが8件で最多。これに「赤字累積」を合わせると、不況型の倒産が計10件に上った。そのほかは、「放漫経営」(4件)と、「設備投資過大」(1件)によるものだった。

編集後記
「目から鱗」のエッセー集
バブル崩壊後、会社が苦境に陥った際、著者の安達一彦氏はメーンバンクの支店長から「明日までに再建計画を持ってきたら追加融資に応じる」と言われ、幹部スタッフと夜を徹して計画を作り上げ、会社は助かった。

常に挑戦を! (単行本・ムック) / 安達一彦/著

壁があれば乗り越える。安達氏は1944(昭和19)年生まれ。大阪・船場育ち。ユニバック(現日本ユニシス)の研究所研究員となり、日本のIT黎明(れいめい)期に構造解析の国家プロジェクトに参加して渡米。外資系を中心にこれまで7社の会社創業に関わった日本のITの雄の一人。

本著は著者が苦学生時代の思い出、各社を起業する際のさまざまな出来事や、さまざまな人との出会いなどについて前半で記述。後半は日本のITの将来像、そして国家戦略にも論を進めたユニークなエッセー集となっている。
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