GS廃業続々、空白地帯・給油難民も…原因は

ガソリンスタンド(GS)の廃業が止まらない。
値下げ競争などで、全国では15年間にGSの数は約30%減って約4万店になり、岡山県内でも約40%の463店が閉店に追い込まれた。苦境に立つGS経営者をさらに悩ませるのが、古い地下燃料貯蔵タンクの改修を義務づけた2011年2月施行の改正消防法。数百万〜数千万円かかる費用を負担できず、店を閉めるケースもある。経営者らは「これ以上、廃業が進めば、過疎地域で『GS空白地帯』ができる」と危機感を募らせる。

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県石油商業協同組合によると、1996年度末に1219店舗あった県内のGSは減少を続け、2010年度末で756店舗。省エネ車の普及などに伴う燃料需要の減少や、安値を売りにしたセルフ式スタンドの増加などによる収益の悪化が主な要因という。

一方、改正消防法は、古い燃料貯蔵タンクが腐食して穴が空き、土壌や地下水を汚染する事故が相次いだことから規制を強化。地下に埋設後、40年以上経過した貯蔵タンクについて、13年1月末までに油漏れ検知計器の設置や改修を定めた。未改修のまま放置すると、消防から是正勧告を受け、最悪の場合、営業許可を取り消される。

だが、改修費用の負担は大きく、1店舗当たり、タンクの交換(2000万円以上)▽強化プラスチックのコーティング(約700万円)▽サビ防止措置(約500万円)▽油漏出の検知設備(約300万円)――のいずれかが必要。国は11年度第3次補正予算に改修費の3分の2を補助する87億4000万円を計上したが、タンクを地下から掘り出す費用は自己負担だ。

県消防保安課によると、県内で改修対象のタンクはGS以外も含め729基あるが、既に改修を終えたのは120基(3月末)と2割に満たない。改修費用を負担できず、廃業を決めた業者もあるという。

美作市内でGSを50年以上経営していた70歳代男性は昨年、店を閉めた。タンク1基が50年以上、もう1基も30年経過しており、「改修に1000万円近くかかると言われた。1リットル当たりのもうけが10円もない現状では、とても続けられない」と話した。

同組合の久戸瀬浩専務理事は「規制強化でダメージを受けるのは、体力がない個人経営のGS。元々数が少ない県北では、遠くに行かないと給油できない『給油難民』が出てくることも懸念される。燃料を安定供給できる仕組みを維持できるよう、行政に支援を要望し続けたい」としている。

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