かつての名産「中津ほうき」、節電で売り上げ急増/神奈川・愛川

愛川町中津のかつての名産品「中津ほうき」を生産・販売する「市民蔵常右衛門(しみんぐらつねえもん)」(同町中津)で、ほうきの売り上げが急増している。東日本大震災以降、節電意識の高まりとともに便利さが見直され、掃除機から乗り換える人が増加。職人の山田次郎さん(76)は「昔ながらの道具の良さを見直してもらうきっかけになれば」と話している。

中津ほうきは、イネ科の植物を編み込んで作る一般的な座敷ぼうき。「市民蔵常右衛門」には、掃除機を使い慣れた若い世代の来店が増えているという。購入者からは「持ち運びが簡単で便利」「家中きれいにできて、静か」などの反響が寄せられている。

山田さんは「手作りのほうきは、しなやかで丈夫。ほうき自身が削れていくので、掃除機のように床に細かい傷を付けづらい」と話す。植物の油分が、畳やフローリングにつやを出す効果もあるという。

愛川町中津は大正から昭和初期にかけて、全国有数のほうき生産地だった。1960年代に掃除機が普及すると、職人は次々と廃業。自家用以外にほうきを作る人はいなくなった。山田さんも20代で一度は廃業し、農業などに転職した。「悲しいが時代の流れ」と諦めの気持ちだったという。

もう一度特産品として復活させようと、「市民蔵常右衛門」を運営する「まちづくり山上」の柳川直子代表が中心となって、2003年に会社を設立した。町内で原料の植物を育て、失われつつあった伝統技術を若い職人に継承。環境エコや節電意識の高まりとともに、百貨店などへも販路を拡大している。柳川さんは「古くからの暮らしの知恵は、これからの時代にこそ必要だと思う」と話している。

値段は、長い柄のほうきが1万円程度から、小ぶりのほうきは7千円程度から。

編集後記
節電で掃除機を使わずにほうきで掃除をするのですか。何か昔の良き時代に戻っているようですね。
核家族化で一人暮らしや夫婦2人だけの生活であれば、洗濯機を使わずにたらいと洗濯板を使うのっていかがなものでしょうか。
どこまで、節電対策として昔の姿に戻るのか分かりませんが、健康的にも電化製品を使わないのは効果がありそうですね。

⇒楽天市場で紹介されているほうき
日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。