落ち込んだあなたは、がんばった証拠。

失敗の数は、トライの数に比例します。
トライの数が多ければ、それだけ失敗の数も多くなります。
自分は失敗しやすいと感じる人は、実は行動派であり、それだけたくさんのトライを重ねている場合が多いものです。
失敗そのものがいけないのではなく、トライの数が多いのですから、喜んでいいくらいです。

たくさん失敗できるくらい、たくさんの行動をしているのですから、自分を非難するどころか自分をほめてみてはいかがでしょうか。
ふられた数が多いといって、落ち込んでいる人がいます。
好きな人からふられることは、つらくて悲しいことです。
しかし、それだけ告白をたくさんしてきたということです。
勇気がある証拠です。

たくさん告白するという行動をした人だけが、ふられるという経験ができます。
そもそも告白もしないような人は、ふられることもありません。
ふられたという事実から落ち込むよりも、行動できた結果から喜んでいいのです。

暗く悲しいことばかりに注意が向いていると、心まで落ち込んできますが、そういう経験ができる行動派の自分をほめてあげることも大切です。
行動だけではありません。
あたらしい挑戦をしたり、思い切って行動したり、結果うまくいかなくて失敗し、落ち込むという場合もあることでしょう。

同じようにトライしたことには変わりありませんから、むしろ元気を出していいのです。
落ち込んだあなたは、それだけがんばった証拠なのです。

編集後記
「目から鱗」のエッセー集
バブル崩壊後、会社が苦境に陥った際、著者の安達一彦氏はメーンバンクの支店長から「明日までに再建計画を持ってきたら追加融資に応じる」と言われ、幹部スタッフと夜を徹して計画を作り上げ、会社は助かった。

常に挑戦を! (単行本・ムック) / 安達一彦/著

壁があれば乗り越える。安達氏は1944(昭和19)年生まれ。大阪・船場育ち。ユニバック(現日本ユニシス)の研究所研究員となり、日本のIT黎明(れいめい)期に構造解析の国家プロジェクトに参加して渡米。外資系を中心にこれまで7社の会社創業に関わった日本のITの雄の一人。

本著は著者が苦学生時代の思い出、各社を起業する際のさまざまな出来事や、さまざまな人との出会いなどについて前半で記述。後半は日本のITの将来像、そして国家戦略にも論を進めたユニークなエッセー集となっている。

日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。