「円高」に伴うデリバティブ損失影響で倒産に追い込まれた潟Tン・アロー

倒産速報です。東京都墨田区でブランドバッグや衣料品の輸入卸の潟Tン・アロー(代表者:杉浦潔)が倒産しました。破産を申請する準備に入っています。負債総額は23億円です。

会社について
潟Tン・アローはフランス、イタリアを中心としたブランドバッグや衣料品の輸入卸を目的に昭和51年9月創業。以後、消費者の低価格志向への対応を進めカジュアルウェア、香水、化粧品、陶器等の取り扱かいを加え、大阪営業所を設置して百貨店、専門店、商社ほかに販路を構えていた。

景気低迷による消費不振に対応すべく、平成21年より衣料品・服飾雑貨の輸入卸を撤退し、靴の輸入卸に特化。ライセンスを有する「プレイボーイ」や並行輸入の「アーノルドパーマー」などを主力に、近年は若年層の女性をターゲットにスラッシュブーツコットンブーツレインブーツなど売れ筋商品を取り扱い、さらに大手靴小売店からのOEM製品の受注および専門店卸を拡大し、21年12月期に年商16億6815万円を計上した。

今期も秋口に向けてムートンブーツ約70万足の予約を取り付け、また新たにスリッパの扱いを開始して増収を計画していた。

倒産の経緯
靴の取り扱いに特化して在庫負担が増加しさらに物流費が上昇していた。そのようななか、急激な「円高」を受けて今期に入りデリバティブで約1億円の損失が発生、春先からの減収も影響して資金繰りが逼迫し再度の資金ショートを起こし9月27日、行き詰まりを表面化していた。

編集後記
フリーとは「無料」で商品やサービスを提供すること。カミソリを無料配布することで替え刃を売ったジレット、無料サービスを駆使したビジネスモデルで世界企業となったグーグル──。「遅かれ早かれ、すべての会社がフリーを利用する方法やフリーと競い合う方法を探さざるを得なくなる」と著者は主張。成功事例を紹介しながら、そのための策を示す。

FREE (フリー)

なぜ、一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけないのか?なぜ、ビット経済では95パーセントをタダにしてもビジネスが可能なのか?あなたがどの業界にいようとも、“無料”との競争が待っている。それは可能性の問題ではなく、時間の問題だ。そのときあなたは、創造的にも破壊的にもなり得るこのフリーという過激な価格を味方につけることができるだろうか。
日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。