景気の悪化で急速に業績が悪くなり倒産した叶精器製作所

倒産速報です。長野県松本市で家電製品・電設工具・建設機械アタッチメント製造を行っていた叶精器製作所(代表者: 泉俊二)が倒産しました。 民事再生法の適用を申請しています。負債総額は161億円です。

叶精器製作所は、1939年(昭和14年)4月創業、44年(昭和19年)12月に法人改組した長野県内の有力メーカーで、91年3月には泉精密工業(株)(松本市)を吸収合併していた。

叶精器製作所では70年の業歴を持ち、本社工場に加え、九州工場、中国工場、東京・大阪・福岡・名古屋・仙台営業所など国内外に拠点を設け、グループ企業も含めると営業拠点は国内6ヵ所、海外5ヵ所に及んでいた。

近時はシェーバー、ドライヤー、電動歯ブラシ、空気清浄機、扇風機、マッサージ機などといった家電製品製造の電機事業部門約65%、電設工具・建設機械アタッチメントなどを扱う機械事業部門約35%の構成比で手がけ、「IZUMI」ブランドとして国内のほかアメリカ、中国、オーストラリア、東南アジアなどへも輸出(国内販売・海外販売のウエートは約1:1)、自社ブランド製品の積極的な販売が奏功した2007年3月期には年売上高約211億7400万円を計上していた。

2008年3月期は電気事業部において米国向けOEM製品が一段落したことなどにより年売上高は約196億2600万円にとどまり、為替差損や投資有価証券評価損の計上などから約11億7600万円の最終欠損を計上。

翌2009年3月期は国内市場の落ち込みに加え、2008年秋口以降の世界的な大不況に伴う輸出の減少などから年売上高は約173億9800万円に後退し、約57億1400万円の最終欠損を計上、この間営業拠点の統廃合や従業員削減なども進めていた。

今期も、事業の選択と集中、開発・生産・販売体制再構築、徹底的な経費削減を掲げる一方、130億円を超える有利子負債の圧縮を目指して「事業再生ADR手続き」(私的整理手続き)による抜本的な経営再建を模索していたが、取引金融機関と合意に至らず、民事再生法のもとでの再建を目指すこととなった。

頑張っていた叶精器製作所では、景気の悪化には対応しきれなかったのですね。有利子負債は出来るだけ減らすようにしてください。

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⇒そんな経理は会社を潰す

が最適だと思います。堅実に経営を行う方法が具体的に書かれていますので、ぜひ参考にして欲しいものです。有利子負債は結構経営者を悩ませるものの一つですからね。

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編集後記
実際に倒産した本人が書かれていますので、迫力があります。倒産しないためにも是非読まれると良いでしょうね。

倒産社長、復活列伝

【著者情報】(「BOOK」データベースより)

三浦紀夫(ミウラノリオ)
1952年2月、青森市生まれ。作家。明治大学政経学部卒。学生時代から編集制作会社の株式会社コアで仕事をし、卒業後同社に入社。1991年、同社代表取締役に就任。2002年、倒産。中小企業交流クラブ相談役。著作活動のほか編集制作会社の役員を務め、講演やセミナーの講師としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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