神奈川県横浜市で振袖販売・レンタルのはれのひ(株)は、1月9日までに全店舗を閉鎖し、事実上事業を停止していたが、申請処理を弁護士に一任して破産を申請し、1月26日に破産手続きの開始決定を受けた。
成人の日の振袖予約の被害者は全国で300人以上と見られるという。なかには晴れ着が着れず、成人式に参加しなかった成人式を迎えた女性もいる。
同社の福岡支店の場合、従業員とボランティアが着物をかき集め着付けも行い、予約者に対して成人式に急遽間に合わせた事業所もあった。
7店舗を展開していたが、社長と年初から連絡が取れないという。経営に失敗したら会社が潰れるのは仕方ないだろうが、これからの若い女性たちの一生に一度の成人式を台無しにした社長は、金銭以外に多くの罪を背負った。
平成28年9月期の売上高は約3億8000万円、費用負担で3億6000万円の赤字を計上して、約3億2000万円の債務超過だった。同社の求人における求人サイト情報によると売上高は4億8000円となっており、虚偽報告していた。
また、資本金も1000万円と掲載されているが、資本金は150万だった。
会社名 はれのひ(株)
業 種 振袖販売・レンタル
所在地 神奈川県横浜市
設 立 平成23年3月
創 業 平成20年
負債額 6億円
従業員 49名