倒産速報 明日はわが身です。熊本県 2017年11月の倒産状況
熊本県で2017年11月の倒産件数は0件でした。
倒産が1か月間なかったのは1966年10月以来51年1か月ぶりで、今年は年間の倒産件数も50年ぶりの低水準になる見通しという。熊本地震後の金融支援策などの効果とみている。
今年の熊本県内の倒産件数は10月まで計33件で、年間では50年ぶりに40件を下回るペースという。昨年も年間で42件と前年を29件下回ったが、今年はさらに少ない傾向となっている。
熊本地震では、被災した企業向けに、国と県が工場などの再建費を補助するグループ補助金や、金融機関による融資返済期限の延長などが行われている。
ただ、復旧・復興関連事業の集中などで人手不足が目立っている。10月の有効求人倍率は1・61倍と、全国平均を0・06ポイント上回っており、「業種、地域などによっては景気拡大の波に乗れず、人手不足やコスト上昇に悩まされている企業も多い」と指摘している。