アメリカのあるスペシャリティストアのお話



業種はおもちゃ屋さん。ここでは全てのおもちゃをお客様に触れさせる。一緒に遊んでくれる楽しい店なのだ。これは「使用時体験を提供する」という独自の固有の長所となる。
一方、大型おもちゃ専門店は袋は破いちゃいけないし、箱ものはセロテープがかかってる。ゲームソフトにいたっては現物がなくて、カードみたいなものがあるのみ。使用時体験がほとんどできないのだ。

●これを別の業種にあてはめると、
服は試着、靴は試し履き、と一見思うのだが、それ以上に使用時体験を追求できないものか?
靴は足に合うから、で決めても、実際30分くらい歩かないと本当に合ってるかどうかわからない。
アメリカのスポーツシューズの店では店内にバスケットコーナーがあり、お客様に自由に走ってもらえる。これならよく分かる。
試食にしても日本の売らんかなのキャンペーンと違い、店内全ての食品を試食させてくれる店もあるという。 本当の使用時体験の提供こそが、“スぺシャリティストア”をいまだに生き残らせている理由かもしれない。

高齢化社会におけるビジネスモデル



今の日本は、高齢化社会へと突き進んでいる。この状況を見込んで、シニア世代をターゲットとしたビジネスが多様化してきた。
しかし、実際には多くの企業が、高齢化にともなう経済の変化を真剣には受けとめていない。
「我々の販売する商品はシニア向けではないから」
といった理由だけで、この現象を見過ごしていれば、いずれ売上げ減につながることは明白だ。なぜなら、シニア以外の世代の絶対数は間違いなく減っていくのだから。
シニアに目を向けるか、もしくは、予想できる売上げ減に対する対策を準備するか。いずれにしても、日本の高齢化現象は避けて通れない社会問題だといえる。

●東京の所沢ニュータウンにある電器店『フジデン』では、
早くから高齢者を直視した販促活動に力を入れている。力を入れている、というよりも、
入れざるを得ない、という表現がピッタリか。
なぜなら、店舗を構える所沢ニュータウン自体が、高齢化が急激に進んでいるから。 もともと林だったこの一帯の開発が始まったのは、1970年。
少し前までは、地域住人の多くは、大企業の幹部クラスが多かったのだが、彼らがリタイアし、最近では高齢地域化しているという。

●また、店の商圏内には大型の家電量販店が進出。
残された道は「高齢者を直視する」ことしかなかったのかもしれない。そこで同社は、まず手始めに高い所の蛍光灯や電球の交換、インターネットの接続といった高齢者が苦手とする分野を、ほぼ原価すれすれ(利益なし)で大々的に告知し、引き受けることにした。

●店は毎週水曜日が休みだが、修理に関しては毎日対応した。
夜遅くでももちろんOK。店と住居が一緒ということもあり、迅速に対応できる強みは、大型店には真似出来ないことだろう。
しかし、エリア的には限界もある。そこで、車で5〜6分(半径1.5〜2キロメートル内)に絞り、各戸に「蛍光灯取り替え(工賃)無料!」とうたったチラシを徹底的にポスティング。店から近いエリアの客を重点的に獲得する作戦に出た。
 
●蛍光灯や電球の交換をほぼ無料で受けていたのでは、
働けども働けども利益は出ないのでは? この作戦の真の目的は、利益ではなく、客と接することにあった。電球一個の交換でも100%の笑顔で感謝し、客に接する。
当然、客との接触時間が生まれるわけだから、そこでコミュニケーションをはかり、絆を築く。
もちろん、他の電化製品の調子なども伺うし、洗面ユニットなどの高額商品のパンフレットなども手渡す。押しつけはしないが、接する度にちょっとしたアピールをすることで、必要なときには声をかけてもらえるという。
それも全て、電球交換の時に芽生えた親近感が後押ししているのは間違いない。

根気のいる作戦だが、これからの高齢化社会における一つのビジネスモデルなのかもしれない。

“ちょっとした工夫が”売上げを大きく変える



●コンビニエンスストアと言えば、画一的な店舗展開、同一商品が並ぶことから、販促策の差別化が打ち出しにくい業態であるように思われがちだが、あるコンビニチェーンで行われた販促キャンペーンで、とても面白い結果が出たので、紹介してみたいと思う。

●対象商品はカップラーメン。
全店、同一商品で期間中にどれだけ売れるかを競うもの。当初の予想としては、来店客数が多い店が上位ランクするだろうと思われていたが、実際は、ダントツに来店客が多いとは言えない店舗が一位を獲得したという。
その店舗は、どのような販促施策でキャンペーン一位を獲得したのだろうか?

●まず店主は、対象商品であるカップラーメンを店頭で一番よく見える場所に陳列した。
もちろん、このくらいのことは他店でも行っている。違いは、商品棚につけられたPOPだった。
しかし、POPを取り付けた店も他にはあった。では、何が違うのか?
他店のPOPはほとんど、商品名と価格しか書かれてなかった。
それに対し、キャンペーン一位を獲得した店舗のPOPには、その商品が次に入荷する見込みのないことを書き、「この味を体験してみたい人は今買わないと次はない!」というメーッセージを盛り込んだのだ。

●このPOPが決定的な勝因であったことは、同キャンペーン二位の店でも、同じPOPが導入された4日目から売上げが一挙に5倍以上に跳ね上がったことからも明確に理解できる。
キャンペーン一位の店主と二位の店主が友人関係にあり、アドバイスを受けたのだという。

●ちなみに、キャンペーン三位の店は、期間中2割引きで販売することで三位を獲得した。
この現象は非常に面白いと思う。一つは、販売の工夫に限界はないということ。
画一的な店舗展開をしているコンビニでさえ、ちょっとしたアイデアで売上げが大きく異なってくる。
さらに、お客が消費行動を起こす時、その最も効果的な方法が値引きや割引きではないということ。
値引き合戦で陥ってしまった現代のデフレ市場において、少し考えさせられる事例ではなかろうか?

専門店の新たな試み



●専門店といえば、扱うアイテムは(基本的に)1ジャンルに限られる。
多くのアイテムを品揃えし、隆盛を誇ってきたデパート業界に陰りが出てきた頃から、専門店への注目度は上がってきた。
「広く浅い」品揃えでは満足できなくなってきた消費者が、「狭くても深い」専門店を支持し始めたのだ。

●しかし、時代の流れは速い。
そういった品目を絞り込むことで、他との差別化をはかってきた専門店にも、それ以上の特色が求められる時代になってきた。 その動きの代表的なものが、専門アイテムプラスアルファという考え方。
例えば、婦人・紳士服のセレクトショプ「リステア」では、全店に音楽CD販売コーナーを設置している。
通常のCDショップではなかなか手に入りにくい海外インディーズなどのタイトルを揃える。

●よそでは手に入らないCDを品揃えしているため、これらのCD目当てに来店し、本業である衣類をついで買いするという客も増えているという。
CD導入の狙いは、店の売上げアップはもちろんのこと、海外商品と並列することで、衣類のイメージ向上も見込める点。

●その他の業種では、低価格メガネを販売するメガネスーパーが、店内に化粧品コーナーを展開。
「イタリア素材のカラフルなメガネが似合うのは白い肌」と、美白に効果のある化粧品を販売。
このプランも徐々にクチコミで広がり、化粧品単体での売上げが、実に7億円を見込むというから驚きだ。専門知識を必要とする化粧品だけに、社員研修にも力を入れている。

●専門店だからといって、必ずしも1アイテムに絞る必要はない。
特に、専門店が別アイテムを品揃えすると、店のアクセントとしては十分にアピール力を持つ。
ただ一つ気をつけたいことは、他アイテムを導入することで、専門アイテムの印象が弱まり、結果、どちらのアイテムも売上げ減になってしまうということ。
2つのアイテムがお互いを引き立て、相乗効果を生むことが最も望ましい。
互いの魅力を相殺してしまう品揃えでは、専門店として何の意味も持たない。
しかし、他アイテムを導入することで、その直後は多少なりとも売上げ増が見込めるだろうが、
それでも、本来の専門店としての1アイテムを貫き通す方が正解、という考え方もある。

酒造倒産乗り越え復活 ひまわり焼酎 神奈川県座間市



神奈川県央小売酒販組合座間支部は3月10日、ひまわり焼酎の入荷式を座間市役所で行った。
2016年8月に製造元の目野酒造(株)が倒産し、一時生産を停止。同支部は在庫で対応してきたが、2017年2月に新たなオーナーのもとで同社が経営再建を果たし、例年より3カ月遅れての入荷となった。

ひまわり焼酎は座間市の観光資源であるひまわり畑の種を活用し、2003年に同支部加盟店などで販売を開始した。座間市同様、ひまわり畑を有する福岡県柳川市にある目野酒造に製造を依頼し実現。市の名産品として愛されてきた。

ところが2016年8月、創業126年の歴史を誇る同社が破産。在庫を出荷できなくなり、同支部への供給が滞っていた。ひまわりの種を焙煎し、もろみへ加えるひまわり焼酎は、その工程の特殊性ゆえに製造できる酒造会社は全国でも珍しいという。そのため、同支部は「何とか生産再開ができないか」と同社に相談し、調整を続けてきた。

2017年2月に入ると債権者や株主との折り合いがつき、同社が営業を再開した。在庫の出荷も再び可能となり、同支部は12本入りを100ケース購入。例年より3カ月遅れての入荷式を、3月10日に座間市役所で開いた。

東京都大田区北馬込で婦人服製造・販売の(株)トワメームが破産



東京都大田区北馬込で婦人服製造・販売の(株)トワメームは、3月1日付で破産手続の開始決定を受け倒産した。

同社および関連会社を通じて、「ファム アジル」や「レーヴ ドゥ ビジュウ」などのブランド名で婦人服の企画・製造・販売を主力に事業を展開し、新横浜駅・品川駅・目黒駅・上大岡駅の駅ビルやファッションビルへテナントを出店するなど事業を拡大したほか、大洗リゾートアウトレットと那須ガーデンアウトレットにも店舗を出店していました。

会社名 (株)トワメーム
業 種 婦人服製造・販売
所在地 東京都大田区
資本金 1000万円
負債額 調査中

神奈川県伊勢原市で豆腐製造の大山豆腐(株)が再生手続き廃止



神奈川県伊勢原市で豆腐製造の大山豆腐(株)は、1月31日に申請処理を弁護士に一任して、民事再生法の適用申請をし、2月7日に民事再生法開始決定を受けていたが、3月17日に再生手続きが廃止され、保全管理命令を受けた。今後、破産手続きに進む。

「大山豆腐」ブランドで首都圏を中心に高い知名度を有する豆腐製品メーカー。
当初は別グループが製造、当社が販売していたが、事業移管により当社が製造から販売まで一貫した体制を構築。量販店、スーパールートを中心に「大山豆腐」や「麦とろ納豆」といった自社ブランドが浸透し、県下トップクラスの業容に伸長してきた。
しかし、過剰な投資を重ねてきたことから金融債務が膨らみ、加えて原料高騰も重なり、資金繰りが急激に悪化していた。こうしたなか、29年1月に創業社長が急逝し、1月31日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
2月6日の債権者説明会では、事業譲渡による清算型の再生手続きを進めたいとの方針が示されたが、再生の見込みが立たず、事業を維持することはできないと判断し、再生手続きが廃止となった。

会社名 大山豆腐(株)
業 種 豆腐製造
所在地 神奈川県伊勢原市
設 立 昭和60年11月
負債額 31億円

大阪府岸和田市で水産加工品卸業の(株)和田商店が事業停止



大阪府岸和田市で水産加工品卸業の(株)和田商店は、3月15日に事後処理を弁護士に一任して事業を停止した。

独自の販路を築き、以前は10億円以上の売上高を計上していたが、昨今の少子化、魚離れ、競争激化、単価下落などから売上高、採算性とも落とし、今回の事態に至った。

会社名 (株)和田商店
業 種 水産加工品卸業
所在地 大阪府岸和田市
創 業 昭和54年
負債額 3億円

兵庫県神戸市で住宅建築の(株)メダカ住宅建材が自己破産申請の準備



兵庫県神戸市で住宅建築の(株)メダカ住宅建材は、2月28日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して、自己破産申請の準備に入った。

市場縮小に受注不振が続いていた。

会社名 (株)メダカ住宅建材
業 種 住宅建築
所在地 兵庫県神戸市
創 業 昭和37年
負債額 調査中

2017年3月17日の全国倒産状況

<注目の商品>


倒産速報 明日はわが身です。2017年3月17日の全国倒産状況と倒産続報です。

山形県
(有)辻スポーツ店 スポーツ用品小売店、自己破産へ


栃木県
(有)潮田ビックドライセンター クリーニング、破産手続開始決定

東京都
(株)可成屋 出版物企画制作
(株)よしツアー 旅行代理
(株)東京バスケットボール・プロモーション プロバスケットボールチーム運営、破産手続開始決定
(株)サンヨー ゲームソフト開発等、破産手続開始決定
日本都市住宅(株) マンション開発・分譲、破産手続開始決定

神奈川県
(株)Keins 土木工事、破産開始決定


(株)クラウン スーパー「Crown」経営、自己破産申請
大山豆腐(株) 豆腐製造、再生手続き廃止


富山県
山田温泉(株) 旅館・ホテル経営、破産手続開始決定

愛知県
大起建設(株) 土木工事、破産手続開始決定

岐阜県
(有)藤井商事 一般貨物運送、破産手続開始決定

三重県
(株)白山電子工業 電子部品製造、破産手続開始決定

和歌山県
(株)アズハウス 衣料品小売

大阪府
(株)和田商店 水産物加工品卸、事業停止


兵庫県
(有)フェリックス レディスウェア卸、破産手続き開始決定


(株)チームヨシムラ 破産手続き開始決定
(株)メダカ住宅建材 木造建築工事、自己破産へ
大和鉄工(株) 発電プラント部品製造

鳥取県
合同会社ワンダフルジャパン 介護事業、破産手続開始決定

島根県
(有)ユニー 衣料品製造、破産手続開始決定

岡山県
(有)エムエス工業 溶接加工、破産手続開始決定

広島県
有田木材(株) 木材・建材販売、破産手続き開始決定

福岡県
フードメイクサポート(株) 食料品加工、破産手続開始決定
(有)ヘビーフィールド コンビニエンスストア経営、破産手続開始決定
日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。