東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県宮古市に浄土ヶ浜パークホテルがありますが、2015年3月17日に総額10億円で客室数74室、定員336人のホテルとしてリニューアルオープンしました。
浄土ヶ浜パークホテルは三陸を代表する名勝「浄土ケ浜」に隣接する海抜約50メートルの高台に建つホテルで、5年前の東日本大震災の激しい揺れと津波に耐え、1カ月間にわたって避難所となり、地域住民らの生命を守ったことでも知られる。
ホテルには20日間は稼働できる自家発電装置があり、たまたま自家発電用の重油が満杯で、停電せずにすみました。
地域の住民や中国からの研修生らがホテルの明かりを頼ってやってきました。
多くの方が、「この恩は、一生忘れません」と語っています。
当時は、被災者に引き続いて沿岸被災地で犠牲者の捜索などに当たっていた警察官を受け入れた。
警察官の利用が減り始めた8月以降は、浄土ケ浜を訪れる観光客はまだ少なく、並行して民間のボランティアや医療チームも受け入れていた。
・復旧・復興に追い風
転機は震災翌年の平成24年。復旧・復興に観光が大きな力を発揮すると、JR東日本を中心に4月から3カ月間の大型観光企画「いわてデスティネーションキャンペーン」を実施。
さらに追い風は吹き、25年には三陸地域を舞台にしたNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が放映され、26年4月には三陸鉄道が全線で営業再開。
26年の宿泊客は震災前の95%まで回復した。
会社名 (株)浄土ヶ浜パークホテル
業 種 浄土ヶ浜パークホテル経営
所在地 岩手県宮古市
従業員 80名