人気が出ている商品やサービスは、その時代を象徴している姿である。

「全米が泣いた映画」
「話題のベストセラー」
「人気、急上昇中のタレント」
「高視聴率のドラマ」
「今、売れ筋のマンガ」

どんな時代でも「人気が出ている商品やサービス」があります。
多くの場合、ブームとは企業が大々的な広告をうって売れているものです。

しかし、全国にまで広がるほど極端に売れているのは、いくらブームとはいえ、一度チェックしておく必要はあります。
人気が出ているからといって「たまたまだろう」「偶然だろう」で終わらせないでください。
国内の何百人もの人々が同時に集中するということは「単なる偶然」という言葉で片付けるには、あまりにも規模が大きすぎます。
必ず、なにか理由があるはずです。

その時代の人々の心をうまくキャッチできているから、人気が出ているということです。
その理由を感じ取るために大切なことは、まず「ミーハー」になることです。

ミーハーという言葉には、低俗的なイメージを持っている人がいますが、そんなことはありません。
時代の最先端を敏感に感じ取るセンサーだと思ってください。
むしろミーハーにならないといけないのです。
もちろん、その商品やサービスに夢中になって、そのまま時代に流れるのではいけません。
あくまでも、時代をキャッチするためにミーハーになって勉強してください。

人気が出ているものに飛びついて、できるだけ早く正確に「人気が出ている理由」を感じ取ります。
実際に商品を使ったり、サービスを受けてみたりすれば、何らかの手がかりがつかめることでしょう。
人気が出ている商品やサービスは、その時代を象徴している姿なのです。

編集後記
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時間にルーズな社員が多い会社に明日はない
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「被告」側に立たされる企業は成長する !?
辞めた″不良社員″を訴えてはいけない
意地を通すための訴訟は企業にダメージを与える

感じた時代の流れを、好きなこととからめて考える。

ビジネスチャンスのつかみ方は、2つあります。

1.時代の流れを先読みして、ビジネスを展開する。
2.自分らしさを発揮して、ビジネスに生かす。

これまでの成功哲学では、どちらかの説明に偏っていました。

ある本では「時代の先読みをしろ」と訴えています。
しかし、ある本では「好きなことをしろ」とあります。
もちろんどちらも正しい内容です。
しかし、どちらか一方の考えにとらわれるものが多く、そのためなかなかうまくいかない人が多かったのです。

さて、理想的なビジネスチャンスのつかみ方は、どちらだと思いますか。
答えは、両方です。
どちらか一方ではなく、どちらも同時に実現できるのが、最も理想的なビジネスチャンスのつかみ方です。

時代の流れを先読みして、自分らしさを発揮しながら、売れる商品やサービスをつくります。
時代の流れを先読みしているので、きっとうまくいくはずです。
さらに自分らしさを発揮できれば、より早く、より質の高い仕事を成し遂げられるはずです。

一番の理想は、両方を同時に実現できる方法なのです。

編集後記
従業員が幸せになればおのずと経営者も幸せになる。経営者が幸せになれば『幸せな会社』が生まれる。『幸せな会社』が集まれば社会がしあわせになる──という信念のもと、この世界同時不況のなかで、経営者は何をしなければならないのかを真摯に考える著者からすべての経営者に贈る熱きメッセージ。中国で台湾企業との合弁会社を立ち上げ、軌道に乗せた経験が元になっている。

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ブームは、急速に全国に広まったあと、急速に忘れ去られる。

1990年代後半、女子高校生の間で「ルーズソックス」なるものが大はやりしました。
通常のソックスは足のラインに沿ったものですが、ルーズソックスはその名の通り、足のラインより大きいためたるんでいます。
一見すると、カッコ悪いと感じます。
しかし、人間は「他人の目を意識する生き物」ということを忘れないでください。
そもそもルーズソックスは、自然に発生したものではありません。
ある企業が世の中にブームをつくり、商品が売れやすくするためにルーズソックスを考え、発売し始めました。

これまでにない不思議な形をしたソックスは、大変注目を集めました。
女子高校生と言えば、他人の目を意識する年ごろです。
「ルーズソックスの注目性」と「注目されたいという女子高校生」の要望が一致し、急激に広まりました。
また、友達や知人がはいているところを見て、はいていないと気後れするため、まねをしようとします。
同調性を持つのが人間です。
そうしてルーズソックスは、短い期間にもかかわらず全国的に広がりました。

都会のみにならず、田舎まで浸透していました。
私はちょうど高校生だったのですが、クラスの女子のほとんどはルーズソックスでした。
田舎でさえも、はいている人が大勢いたくらいなのです。
そのくらい広まっていました。

さて、人間は飽きる生き物です。
全国的にブームになったとしても「当たり前」になってしまえば、注目性は低くなります。
人気度が上がりきってしまえば、そもそもルーズソックスが持っていた注目性は、急に低下します。
賢い企業はそのタイミングで、また別の新たなブームを考え出し、広告を打つのです。
ルーズソックスのときと同じように、注目を集めやすいものを、若い人たち向けに発表します。
ルーズソックスは忘れ去られ、次のブームへと以降し始めます。

さて、おもしろいのはここからです。
あれほど一大ブームを巻き起こしたルーズソックスは、次のブームに移行しはじめると、急に古くさく感じます。
「時代に乗っている」と言われたルーズソックスは、一転して「時代遅れ」と笑われるようになるのです。
これまた、人目を気にする年ごろの人は、強く反応してしまいます。

今まで注目されたい一心で身につけていたルーズソックスを、むしろ身につけるのさえ恥ずかしいと感じ、手放していくのです。
「かっこいい」と絶賛されたルーズソックスが「かっこわるい」とののしられるのですから、世の中はおもしろいものです。
そうして世の中から姿を消してしまいました。

これが、1990年代後半に起こった「ルーズソックス」というブームです。
ブームとは、こういうものです。
ブームは、たしかに時代の1ページのひとつです。
あたかもそれはずっと続くような錯覚を受けます。

しかし「ブームがずっと続く」と考えるのは、早合点です。
必ず、一時的です。
つくり出したのが明らかに人間であり、また人間心理に乗じてうまく全国展開できますが、人間心理がゆえにいずれ急激に忘れ去られていくのです。
良くも悪くも、それがブームなのです。

現在も、なんらかのブームが起こっているはずです。
タレント、お笑い芸人、音楽、ファッションなどジャンルはさまざまですが、ブームとしての特徴は同じです。
急速に全国に広まったあと、急速に忘れ去られます。
それに踊らされるかどうかは、あなたがブームの特徴を把握しているかいないかに関係します。

ブームの特徴を知れば、時代の先は見えているはずです。
賢い消費者になり、ブームに流されるのではなく、自分らしさで生きてください。

編集後記
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東日本大震災 がれきの中ホテル営業 作業員らで満室に

東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県宮古市の宮古港近くで、大きく被災しながら営業するホテルがある。部屋は救援にあたる医療関係者やがれき撤去、仮設住宅建設などにあたる作業員らで常に満室。いったんは廃業を決めた経営者が「復興のために」と再開したホテルだ。

ホテル海幸園(6階建て、25室)。津波の際は2階の床上約40センチまで浸水。経営する千束(せんぞく)諭さん(58)と妻千寿子さん(59)はホテルで作業中だったが、近くの高台にある漁協ビルに避難し難を逃れた。

津波のあとホテルに戻ると1階の食堂やフロント、厨房(ちゅうぼう)には他の家の家具などが流れ込み、壊滅状態だった。所有していた車や舟も流された。廃業を覚悟して従業員に解雇を伝え、内陸への引っ越しも考えた。

だが、建設業者や市の担当者から「宮古に宿泊場所がないため、土木作業員が内陸部から通っていて作業がはかどらない」と聞かされた。「よそから宮古に来て復興を手伝ってくれる人がいるなら、自分も頑張るしかない」と再開を決意した。

元の従業員を呼び戻し、10日間かけて1階の泥をかき出した。知り合いに頼んで新たな調理器具をそろえ、食堂や厨房などは2階に移した。結婚記念日でもある3月20日にホテルを再開。現在、宮古市白浜で経営する民宿と合わせて土木作業員ら約120人が宿泊していて満室状態だ。2000円以上値引きした特別料金で営業しているため「もうけはないような状態」という。

県旅館ホテル組合宮古支部によると、組合員の宿泊施設は市内で22施設あったが、30日現在、直接の被害がなかった4施設と復旧した2施設の計6施設だけが営業している。どこも「医療関係者や警察、土木作業員で予約しにくい状況」(担当者)だという。同市都市整備部の久保田愛一郎部長も「震災直後は仮設住宅を建てる土木作業員の宿泊場所に困っていた」。

千束さんはこう話す。「観光業をするエネルギーはもうない。土木の人たちの需要がなくなったら廃業するつもり。でもその日までは前を向いて行くしかない」

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仙台・壱弐参横丁が苦境 震災から50日、都市ガス不通

昭和のレトロな雰囲気をとどめる仙台市青葉区一番町2丁目の「壱弐参(いろは)横丁」の飲食店が、苦境に陥っている。東日本大震災から50日以上たっても都市ガスの供給が再開せず、営業に深刻な影響を及ぼしているからだ。廃業を決めた店もあり、「このままでは横丁が滅びる」との声も出ている。

横丁を管理する中央市場商業協同組合(荒井美和子組合長)によると、営業する飲食店62店のうち、57店が都市ガスを使用。震災で地下のガス管が寸断され、東西入り口付近の計4店を除き、供給再開のめどは立っていない。
 
鉄板料理が看板の居酒屋を経営する種沢和五郎さん(55)は「火力の弱いカセット式コンロでは料理の味が落ち、値段を下げざるを得ない。客足も遠のき、経営は限界」と頭を抱える。
 
親の代から60年以上もラーメン店を経営してきた長谷川荘治さん(72)は「1978年の宮城県沖地震の時は石油バーナーで営業を続けたが、今は消防法の規定で許可が下りず、休業を余儀なくされている」と嘆く。古い建物が入り組む横丁では、プロパンガスも使えないという。
 
壱弐参横丁の建物は礎石の上に載っているだけの簡素な造り。「いわば原始的な免震構造」(パソコン店主)のおかげで地震による建物被害はほとんどなかった。その一方で規模の小さな店が多く、日々の営業が命の綱。天ぷらを揚げることができず、廃業を決めた専門店もある。「ガスさえ通れば」との声が渦巻く。
 
店主らは市ガス局に仮設管の設置を陳情しているが、ガス局は慎重。壱弐参横丁ではガス管と水道管を市、下水管を組合が担当して一度に更新する計画がある。しかし、組合執行部が提案した下水道工事の施工業者や施工方法について、震災前にあった総会で「工事金額が高すぎる」などと異論が噴出し、未着手のままだ。
 
市ガス局の担当者は「仮設管は露出管のため、保安上、長期間の使用はできない。いずれは地下埋設を考えなければならないが、下水道の工期がはっきりしない限り、仮設管の工事にも取り掛かれない」と説明する。
 
荒井組合長は「下水道工事に関しては誤解を受けている部分も多い。組合員にきちんと説明し、ガスの早期再開につなげたい」と話している。

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「週刊ダイジェスト」は、忙しいビジネスマンにもってこい。

「毎日忙しくて、新聞を読む暇さえない」
どうしても忙しくて情報を収集する時間がないというときに、いい方法があります。
1週間分の主要な記事をまとめてわかりやすく要約した「週刊ダイジェスト」を利用するのです。
週刊ダイジェストを活用すれば、1週間分の記事をまとめて読むのと、ほぼ同じ効果があります。
そういう記事を活用すれば、時間のない忙しいビジネスマンでも、最低限の情報収集ができるはずです。

もちろん、新聞を毎日まめに読むほどの細かな情報は収集できませんが、大まかな概要をつかむにはもってこいです。
平日の新聞をこまめに読めば、もちろんたくさん情報を細かく収集できます。
しかし、なかには特に注目するほどでもない記事にも目を通してしまうことになり、時間の無駄が発生します。

その点、週刊ダイジェストは、とにかく大切な記事しか載っていません。
必ず時代の流れを知る上で押さえておくべきニュースを、前もってピックアップしてくれています。
自分で情報の重要性を判断する手間が省けるぶん、なおうれしい限りです。

平日に時間がなくても、時間のある週末にゆっくりと時間を取って週刊ダイジェストに目を通せば、時代についていけるでしょう。
新聞や雑誌を購読していない人は、インターネットでも手軽に可能です。
検索エンジンで「週刊ダイジェスト」と検索すれば、数多くのサイトがピックアップされます。

自分にあった読みやすい記事を選ぶといいでしょう。

編集後記
運送業や倉庫業など物流業の99%は中小企業であり、物流業界の抱える問題は、あらゆる中小企業が直面している問題である。
経営コンサルタントとして長年活躍してきた著者が、代表的な29の企業事例をもとに、経営の活性化や企業成長の原則を具体的に解説。
中小企業を倒産の危機から救い、更に成長へと転換させるための具体的なノウハウを満載した、中小企業生き残り指南書。

中小企業の成長と倒産の分岐点

東電、協力企業へ代金支払い保留を通知 契約解除も

福島第一原子力発電所の事故に絡み、東京電力が3月末、第一原発などの納入業者や工事の委託業者に対し、契約解除や支払いの保留を通知していたことが分かった。業者らは「協力企業の連鎖倒産が起きかねない」と反発している。

東電は3月31日付で、資材部長名の文書を業者らに配った。この文書によると、福島第一原発(福島県)、福島第二原発(同)、東通原発(青森県、建設中)で、地震発生前に契約の手続きをした、原発敷地内の様々な施設の工事や業務委託、原発の運営に使う様々な物品の購入が、契約解除や支払い保留の対象としている。福島第一に関する契約では、工事が完了した際の検査や、物品を納入する際の確認にあたる「検収」が、地震で困難になった工事や物品購入について、契約の解除に向けた協議をするとしている。

福島第二と東通では、工事や物品の納入を一時中止し、完成した工事の検査や、物品納入の際の検収、代金の支払いを保留するという。

福島県内の業者は2月、代理店を通じて福島第一に資材を納入した。通常は3月末に東電から代理店に代金が支払われるが、地震後の混乱で、3月は入金されなかった。このため4月末まで待ち、あらためて代理店に支払いを求めると、資材部長名の文書を渡された。代理店側は業者に対し、東電側から入金がなく、代金を払えないと説明したという。

この業者は「東電が確実に支払わないと、業者の連鎖倒産が起きかねない。東電はきちんと契約を履行すべきだ」と憤った。

東京電力広報部によると、2月に物品が納入された場合、通常は3月上旬までに伝票の処理などを終え、3月末までに支払う。「発電所が被災し、放射線で立ち入りも困難な状況で、支払いが滞っている取引はある」としている。

編集後記
・備えあれば憂いなし。経営者よ決断せよ!
・みんなが幸せになれる「倒産」の方法がある!

【送料無料】元気な会社こそ知っておきたい「よい倒産」の実務

新会社法制定で世の中は起業ブーム。ところがその半面倒産の危機が高まっているのも事実です。
本書は倒産・企業再生にプロパーな弁護士が書いた類例のない「よい倒産」の手引書。
簡単に起業できる現代だからこそ、会社という器は消えても、取引先・債権者・株主・従業員など
全ての関係者の迷惑を最小限にとどめるノウハウが必要なのです。
そしてそれは、頑張れば頑張るほど泥沼化してしまう危険から再生への希望が持てる転換点へと
切り替えられるチャンスでもあります。
中小企業の経営者から、融資ご担当者まで是非お勧めしたい一冊です。

クールビズ商戦 はや熱気 「暑い夏」先取り、苦境に一矢

電力消費量の抑制でオフィスや通勤電車の温度も例年より上昇し、「暑い夏」の“長期化”が予想される今夏。企業でのクールビズ導入が一段と進むとにらんだ百貨店など小売り各社はクールビズ商戦の開始を前倒しし、早くも涼感のあるシャツや速乾性に優れた機能性肌着などの強化に乗り出した。東日本大震災や東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で消費の一段の落ち込みが確実視されるだけに、小売り各社は高まるクールビズ需要を取り込むことで収益への打撃を緩和したい考えだ。

ステテコ前年比2倍
先陣を切ったのはそごう横浜店。例年であれば5月中旬以降に設置するクールビズ関連商品の特設コーナーを約1カ月早い4月15日に立ち上げた。

ポロシャツと同様に素材を凹凸編みして肌に触れる面積を少なくしたシャツ「ビズポロ」など、ワイシャツは前年比3割増しのラインアップ。汗を素早く吸収して乾かす機能性肌着も2割増で、全体で前年比2倍程度の売り上げを目指している。

まだ若干寒さを感じる日もあるが、売り場は早くもクールビズ対策に動き出した顧客の客足が絶えず、「出だしは好調」(紳士洋品係の経塚優子係長)だという。スーツ売り場では、足にはりつかないよう裏地にメッシュ素材を施したものなどを取りそろえた。編み目が粗いことから通気性が良く、涼しげな印象を与えるニットタイも関心が高いという。

日本橋高島屋や横浜高島屋も、例年より早い5月から対応商品を本格展開し、横浜店はシャツや肌着などの対応商品を前年より2〜3割程度増やす方針。横浜店の広報担当者は「今年は半袖のビズポロに力を入れている」と話す。日本橋三越も3〜4割、新宿伊勢丹も2〜3割それぞれ増強する。大丸や松坂屋を展開するJ.フロントリテイリングも「関連商品の割合は増える」(広報)という。

ステテコ」に注目するのが東武百貨店。スーツのパンツの下に履くことで通気性が良くなり、暑さが軽減される。池袋店では機能性肌着とステテコの売り場面積を前年の2倍に拡大し、ステテコは「日本最大級」(広報)の約200種類を展開している。かつては「ラクダ色」のイメージが強かったステテコだがカラフルな色遣いや模様入りの商品が大幅に増え、同店では4月(1〜25日)の売り上げが前年比2倍の人気ぶりだ。

イオンは売れ筋増産
一方、スーパーではイオンが機能性衣料「クーリッシュファクト」を昨年比2倍以上の品ぞろえで全国約900店舗で販売するなど、売れ筋商品はすでに増産態勢に動き出している。

とりわけ震災前から長期間にわたり業績が低迷していた百貨店業界は苦境に拍車がかかっており、計画停電による営業時間の短縮や自粛ムードの影響で3月の売上高は過去2番目の下げ幅を記録した。夏の節電に向けて営業時間の変更を余儀なくされる可能性もあり、「需要が高いもので数字をとっていかなければいけない」(大手百貨店)という思いもあるようだ。

編集後記
経営危機から家族を守る
中小零細企業には、倒産のリスクは付き物である。
もし、経営危機に陥ったら…。 零細企業は「家族を巻き添えにしてまで継続してはいけない」。
そこには「事業を続けない勇気」と零細企業経営者が知っておかなければならない「智慧」が必要である。
10の倒産事例を基に、倒産に至る予兆、経緯、決断のタイミング・分岐点を客観的に判断するノウハウを伝授する。

企業再生倒産回避

レンタル方式 結婚式場再生業 室内装飾の「ワールドサービス」

ホテルや結婚式会場の室内装飾などを手がけるワールドサービス(大阪府泉佐野市)は、レンタル方式による結婚式場再生事業に乗り出した。式場経営者は、会場内の改装と装飾をがらりと変えるリニューアルを実施しながらも、改装や備品への初期投資を必要とせず、結婚式1回当たり10万円からのレンタル料を支払う仕組みだ。さらに、リニューアル後の集客力向上の支援も受けられる。今後3年間で100会場の再生を目指す。

改装に関しては、壁紙や床材の交換など必要最小限の工事にとどめてデザインや設計コストを低減し、1会場当たりの費用を1000万円からに抑えた。一方で、会場内の雰囲気を和洋折衷、現代調と懐古調など6つの基本内装プランをあらかじめ用意し、幅広い顧客ニーズにほぼ応えられる。

式場経営者にとって、たとえ安くても改装に初期投資が必要になると重荷となるうえ、改装後の集客増に不安もある。そこで同社は、改装費用に加えて運営開始後の室内装飾アドバイスや効果的なパンフレット制作指導などの販促支援費用も含め、初期投資の必要がない2年間レンタル契約制度を導入した。

改装後の運営支援として、織物製の壁掛けを飾るなど、新郎新婦の要望に合わせた室内装飾なども別費用で請け負う。

2年間契約としたのは、改装を壁紙など表層的な部分にとどめ、「契約終了後に新しいスタイルへ手軽に改装でき、常に魅力ある会場を維持できる」(森井一取締役)ことを目指しているからだ。

同社はこれまで、宴会場などで使われるテーブルクロスのレンタル事業を柱に業績を伸ばしてきた。現在は、会場で使用する家具や備品に至るまで幅広い商材を扱っている。

ホテルや結婚式場では、老朽化した施設を時流に合わせて刷新したい意向がありながら、資金不足などで改装に踏み込めず、利用客が減るという悪循環に陥る事例が多い。このため、同社は室内装飾ノウハウを活用し、改装から運営までの一貫サービスを強みに、顧客の経済的負担を軽減した式場再生事業に乗り出した。

編集後記
実地調査によるデータと実例を基に戦後最悪の日本経済を分析。「危ない会社の見分け方」、「倒産の予防策」を指南。

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ユニクロ、イオン 今こそ攻める 低価格・割安感、追い風期待の新店舗

東日本大震災や東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で一段の消費低迷が懸念される中、攻めの経営に打って出る小売りもある。カジュアル衣料「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは29日、低価格衣料ブランド「ジーユー」で、東京都内初の旗艦店となる「ジーユー池袋東口店」を開業。イオングループも同日、初のアウトレットモール「レイクタウンアウトレット」を埼玉県越谷市の大型ショッピングセンター(SC)「イオンレイクタウン」の隣接地にオープンした。ジーユーを運営するファストリ傘下のGOVリテイリングの柚木治社長は「日本一元気な店、日本一にぎわう店にして日本全体を元気にしたい」としている。

ジーユーは、2009年3月に990円ジーンズを発売するなど、ユニクロより低い価格設定が特徴で、低価格を武器に開業から4年あまりで郊外中心に計151店に拡大してきた。

世界のカジュアル衣料市場は、「Gap」を運営する米ギャップの「オールドネイビー」、「ZARA」を展開するスペインのインディテックスの「ベルシュカ」など、主力事業より価格の安い業態を拡充。日本でも価格がユニクロより安く、ジーユーと同程度で最先端の流行を反映した米フォーエバー21や、郊外中心のしまむらの「ファッションセンターしまむら」が都心への出店攻勢を強めている。

ファストリは今後、ジーユーを東京・新宿や名古屋など大都市圏の都心部への出店を加速させ、知名度の向上を急ぐとともに、アジアや新興国など海外進出も本格的に検討する。同社はジーユー事業で、2013年8月期に計200店、売上高500億円を目指しているが、旗艦店の業績次第では出店計画を前倒し、国内外の競合店と対抗していく構えだ。

一方、イオングループのレイクタウンアウトレットは、約2万7000平方メートルの商業施設面積に、アウトレット初出店の34店舗を含む141の専門店が出店。レイクタウンの既存店569店と合わせ店舗数は710店となる。

「SCよりも商圏が広く、客層もファッションに敏感な人が多い」(イオン幹部)アウトレットの導入で、年間約4100万人(2010年)が訪れていたレイクタウン全体で、さらに500万人の上積みを見込む。今後、アウトレット単独の出店も視野に入れる。

ジーユーは低価格、レイクタウンアウトレットは割安感を武器としている。震災の影響で今後賃金の減少なども予想されるだけに、それぞれの強みは追い風となる可能性もある。

編集後記
地獄を味わった者だから見える、中小企業の死角。心理療法を経営に取り入れた大胆な提言。

倒産から学ぶ成功する経営

23歳で父の事業を引き継ぎ、16年間経営者として実務経験を積み、倒産という地獄も味わった著者だからこそ見える中小企業の死角。自身の失敗から学び、心理療法を経営に取り入れた大胆な提言を行う。
日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。