利益の出し方を知らなかった花菱

倒産速報です。群馬県太田市で建築工事を行っていた渇ヤ菱(田島光夫社長)が倒産しました。今後の対応はまだ決まっていません。負債総額は29億円です。

渇ヤ菱は平成7年に創業した建築工事の業者で、ショールーム「花・夢・館」を開設するなど、積極的な営業を住宅の機能性、デザイン性を消費者に訴えて売上が2007年には21億円にまで成長していました。群馬県太田市周辺では知名度も高く着工件数も多い建築業者となっていました。

渇ヤ菱はどちらかといえば高級路線をとっていたので、利益は出ていたと思っていたのです。高崎市にも支店を開設して、前橋市や伊勢崎市でも受注を伸ばしていました。

しかし、渇ヤ菱を調べてみますとショールームの出店コスト、広告宣伝費、人件費などに多くの経費を使っていたようですし、工事原価管理にも甘さがあって、増収は出来ていたようですが実質は赤字だったようです。

しかし、渇ヤ菱の突然の事業停止で着工後未完成が50件、契約をして入金後未着工の物件が10件あり、さらに解約、工事の引継ぎ、アフターサービスなどに何の説明もないままに時間だけが過ぎています。このことはテレビや新聞でも取り上げられていて、今後大きな影響があるのではないかと思われますね。

渇ヤ菱については2008年12月19日に「建物は良いのかもしれないけど経営状態が最悪です。・支払いも滞っているし、現場も止まり始めたようです。」という感想が書かれていて、続きがあるようでしたが「管理担当です。一部テキストを削除しました。」と書き込みがありました。

一部の人には渇ヤ菱の経営内容が良くないことが昨年末には知れ渡っていたようですね。特に渇ヤ菱への納入業者は支払い状況ですぐに分かりますからね。

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編集後記
渇ヤ菱の社長は雲隠れをしてるようですね。マイホームを夢見て人にとっては悪夢ですよね。

どのような企業であっても社会的責任があります。倒産して多くの人に迷惑をかけることがないように利益の出る経営体質にいますぐ変えるようにしてください。明日はわが身と思ってこのブログを読んでいただけると嬉しいです。

明治36年創業の老舗旅館が倒産 潟zテル安達屋

倒産速報です。福島県二本松市で温泉旅館を経営している潟zテル安達屋が倒産しました。破産の予定です。負債総額は16億円です。

潟zテル安達屋は明治36年に創業した老舗の温泉旅館で、地元の温泉旅館では上位に位置する知名度のある温泉旅館でした。昭和59年には本館を新築し、平成2年には新館を新築し、和室55室という現在の潟zテル安達屋が出来上がったのです。

平成5年にはピークとなる8億3,000万円の売上を計上して、設備投資の効果が現れていました。しかし景気の低迷で観光客が落ち込み最近では売上が4億円前後になっていました。

潟zテル安達屋では設備投資を金融機関からの借り入れに頼っていたために資金繰りが苦しく、さらに減価償却の負担が大きくのしかかり、赤字決算になっていましたね。2008年の石油の高騰によりガソリン代が上がったり、2008年秋のリーマンショク以降はさらに景気が悪化して潟zテル安達屋への宿泊客は減少していったのです。

潟zテル安達屋では平成2年に新館を新築したときでも、その後の売上の増加もあってまさかこれほど景気が悪化して、宿泊客が減少するとは考えていなかったと思われます。

結果論から言うことは非常に易しいですが、もう一つ経営に対して考えることや手を打つ方法がなかったかと思われてなりません。

潟zテル安達屋は破産の予定ですから、福島県から老舗旅館が一つ消えるというのは本当に寂しい限りです。

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編集後記
老舗旅館が倒産して廃業されるのは本当に寂しいですね。私は日本の損失ではないかと思っているほどですね。

この温泉のブログ記事にも多くの老舗旅館が出てきますが、なんとか頑張って多くの人に旅の楽しさや安らぎを与えてあげて欲しいものですよね。

売上が半減、赤字が売上と同額で倒産した潟Wョイント

倒産速報です。東京都目黒区でマンション分譲や不動産流動化の事業を行っていた東証1部上場の潟Wョイント・コーポレーション(代表者:東海林義信)が倒産しました。会社更生を申請しています。負債総額は1,680億円です。

潟Wョイント・コーポレーションは昭和61年に創業したマンション分譲や不動産流動化の会社でした。ただし、潟Wョイント・コーポレーションは休眠会社を活用して法人登記をしたために登記上の法人設立は昭和48年になっています。平成10年には株式を店頭公開、平成11年には東証2部上場、平成13年には東証1部上場と急成長をしていたのです。

潟Wョイント・コーポレーションが企画するマンションはデザインが多くの人に気に入れら、また高級感のある広告宣伝によって売上を急速に伸ばしたのですね。最近は収益物件の流動化のも積極的に乗り出して、平成20年3月期には1,877億円の売上になっていました。

しかし、不動産バブルの崩壊と景気の悪化によって潟Wョイント・コーポレーションの売上は激減して平成21年3月期の売上は705億円にまで減少していたのです。

潟Wョイント・コーポレーションでは多額の塩漬け不動産が発生し金融債務も多額で資金繰りが悪化していました。アーバン・コーポレイションとスルガコーポレーションなどの大手マンション分譲企業を含めて「USAJ」銘柄といわれる危険企業として業界では有名になっていました。

潟Wョイント・コーポレーションでは一度民事再生の申請を準備していたようですが、2008年秋のリーマンショック直前にノンバンク大手のオリックスグループが100億円の増資と200億円の融資枠設定などの支援が決定したために民事再生をしないで事業継続を決めたのです。

しかし、2009年になっても経営内容が好転する兆しが見えずに、平成21年3月の決算では645億円の赤字に陥っていました。さすがにオリックスグループも予期せぬ赤字幅であったために、潟Wョイント・コーポレーションでは今回の倒産となったものです。

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編集後記
企業規模の大小の差はあったにしても、経営の基本は同じです。利益が出なければ間違いなく廃業か倒産に追い込まれるのですね。

もう一度企業の経営内容を洗いなおして利益の出る経営体質に変えていきましょう。明日はわが身ですからね。

価格競争で経費倒れになった大石建設工業鰍フ倒産

倒産速報です。福島県河沼郡柳津町で土木建設業を営んでいた大石建設工業梶i代表者:大石敦)が倒産しました。負債総額は11億円です。

大石建設工業鰍ヘ昭和29年に創業し、昭和36年に法人化した土木建設業者です。大石建設工業鰍ヘ福島県河沼郡ではトップ企業で、官公庁から発注される工事を中心にして、東北電力や天理教の仕事を多く行っていました。

東京都内や奈良県天理市にも大石建設工業鰍フ事業拠点を置いて、少し前には京都南ホテルの建設工事にも関係していました。しかし景気の悪化があって民間での建設工事が減少したために官公庁が発注する公共工事に積極的に参加していましたね。

平成20年以降は大石建設工業鰍ナは売上が20億円を下回り、平成20年の売上は18億円でしたね。さらに収益面では赤字が続いていたようです。平成20年についても4,800万円の赤字になっていました。

土木建設業での価格競争はホントに厳しいものがあるのは周知されていますが、大石建設工業鰍ナも安値受注を繰り返していたのですね。

利益の出ないような仕事は本来受けるべきではないのですが、大石建設工業鰍ナはやむ得ず受注していたのではないでしょうか。

経営にはバランスが大切だと最近特に感じているのですが、倒産の記事を書いていると本当に売上、経費、利益のバランスが大切だと痛感しますね。

大石建設工業鰍ェ東京都内はともかく、奈良県で仕事をして経費倒れになっていたのではないかと推測されますね。

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編集後記
赤字の企業の場合は経営者がいくら知恵を出そうとしてもハッキリ言って無理です。もし知恵が出るのであれば赤字にはなっていないはずですからね。

建設業が生き残る方法が書かれている良いものがありますので、中小建設業生き残り方法をぜひ読まれて赤字から脱却してください。

経営感覚が弱った職人集団潟Oリーンハウジングの倒産

倒産速報です。茨城県水戸市で建設業を営んでいた潟Oリーンハウジング(庄司俊明社長)が倒産しました。負債総額は20億円です。

潟Oリーンハウジングは昭和47年に設立された建築、不動産業者でした。潟Oリーンハウジングが自社企画のマンション、建売分譲等を主体に建築工事(全体の2割弱)も手がけ、平成16年には約50億円の年売上高を計上していました。

価格競争という名前で片付けられるように、潟Oリーンハウジングでの収益性は決して良いとは言えず平成16年には約900万円の最終利益にとどまるという経営状態だったですね。

売上が50億円で利益が900万円とは完全に経営方針を転換する必要があったのですね。

さらに、原油の値上がりなどがあって建設材料が高騰し、受注した工事に大きな影響を与えていました。

潟Oリーンハウジングでは金融機関からの借り入れも多かったですが、経営数字の読み間違いが大きな原因ではなかったでしょうか。平成20年には13億円の売上に対して、2億6,000万円の赤字という常識では考えられないよな状況に追い込まれていたのですね。

潟Oリーンハウジングの経営数字だけを見ていると計算が間違っているのではないかとも思えるほどですね。なぜここまで経営内容を放置していたのか不思議でなりません。通常であれば放漫経営と言われても仕方がないでしょうね。

技術屋さんに多い傾向ですが、技術は良い物を持っていても経営感覚に乏しいというケースは数多くありますね。50億円の売上があったときに、会計に優秀な人材を招き入れるべきだったのでしょうね。

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編集後記
経営は売上と経費から成り立っていると言っても過言ではないでしょうね。売上から経費を差し引いたものが利益になるのです。

売上が低迷しているときには特に経費の削減に力を入れなければなりません。利益に結びつく「攻め」のコスト大幅削減マニュアルを参考にされて経費を削減して、利益のでる経営体質に変えてください。

バランス感覚のズレが招いた潟Nラヴィスの倒産

倒産速報です。東京都千代田区で婦人服製造小売を行っていた潟Nラヴィス(代表:長尾瑩乃氏)が倒産しました。民事再生を予定しています。負債総額は25億円です。

潟Nラヴィスは平成11年から事業を開始し婦人服製造と小売を行っていた会社です。潟Nラヴィスはヤングからキャリアをターゲットとして婦人服全般を製造小売していたのです。潟Nラヴィスの自社ブランドである「アンディコール」「アリシャス」などを展開して、百貨店のインショップを中心に小売店を出店して平成20年には109店舗で、売上は68億になっていました。

しかし、潟Nラヴィスでは平成19年に立ち上げた新ブランドの開発費用や、出店に伴う設備投資などが経営に大きく影響して赤字に転落して、3億円近い欠損を出していました。

潟Nラヴィスでは資産らしいものはほとんどなく、内部留保もなく資金繰りには困窮していたのですね。平成20年1月には東京中小企業投資育成などから出資をしてもらい、経営改善に努力していましたが、景気の悪化もあって倒産となったものです。

そもそも潟Nラヴィスは特別清算をした潟Nラビス(その後潟iックトゥーワンに商号変更)の営業基盤を受け継いだ会社だったのです。

ここでも経営のバランスが一番の問題になってくるような気がしてなりません。なぜバランス感覚の欠如した投資を行うのでしょうかね。

潟Nラヴィスの倒産について一番おかしいなと思えるところは、年商68億円に対して負債総額が25億円での倒産ですよね。もし純利益が3%程度あれば2億円のありますよね。すると負債は12〜13年で返済できるはずです。負債総額が少なすぎなすね。

一概に言えませんが、企業の純利益は金融機関の貸し出し金利よりも多くないと、借り入れ金による経営は難しいですね。


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編集後記
倒産で検索していましたら、財務コンサルタントの専門家集団が経験した「コスト削減」の成功方法をまとめたものにアクセスしました。
面白そうなので読んでいましたら、ぜひあなたにも知って欲しくなり紹介しておきますね。

利益に結びつく「攻め」のコスト大幅削減マニュアルというタイトルで、純利益を生み出す確実な経営手法が書かれています。

今、何をどのような方法で経費を削減すれば効果が大きくなるかを詳しく書いてあります。

会社を私物化して倒産させた且R本組

倒産速報です。宮崎県西諸県郡高原町で総合建設業を営んでいた且R本組(山本修前社長)が倒産しました。民事再生を予定しています。負債総額は8億円です。

且R本組は1948年に創業した老舗の総合建設業者で、官公庁から発注される土木や舗装工事を中心に、ピーク時の2001年には43億円の売上がありました。

しかし、且R本組のオーナーで前宮崎県建設業協会長の山本修・前社長らへの多額の貸付金などで且R本組の資金繰りは困窮していました。

2007年には不動産管理業の鶴島商事を設立して、会社を分割しましたが、官公庁からの受注が減少し、価格競争のあって資金繰りに行き詰ったものです。

且R本組では会社を山本修・前社長が私物化して、経営を不明瞭にしていたと思われます。当然粉飾決算の臭いもありますね。

このような経営感覚では遅かれ早かれ倒産になっていたでしょうね。民事再生を申請していますが、スポンサーが見つかるでしょうかね。

企業を存続させることは決して易しいことではありません。適切な利益を常に出し続ける必要があるのです。倒産がはっきりしてから手を打っても恐らく良い手段ではなかったと思われますね。鶴島商事を設立して倒産を早めたようにも思われてなりません。

明日はわが身と思って、倒産寸前から復活「事業再生マニュアル」を読んでみてください。必ずあなたに参考になることが書かれているはずですから。

経営は常に変化しているものに対応する必要があるのですから。

経営のバランス感覚に欠けていたヤマイチテクノス

倒産速報です。大阪府大阪市中央区で水処理施設施行を行っていたヤマイチテクノス梶i代表者:川村雅典)が倒産しました。民事再生の予定です。負債総額は44億円です。

ヤマイチテクノス鰍ヘ昭和44年に創業し、昭和46年に法人化された水処理施設施行の会社でした。当初は褐奉社として事業を行っていましたが、平成16年にヤマイチテクノス鰍吸収合併して、社名をヤマイチテクノス鰍ノ変更していました。

ヤマイチテクノス鰍ナは合併した年の売上は34億円ほどありましたが、8,200万円の繰越赤字を計上していました。ヤマイチテクノス鰍ナは別途積立金を取り崩して資金繰りに流用していましたが、資金繰りではかなり困窮していましたね。

その後もヤマイチテクノス鰍フ経営内容が改善されることはなく、景気の悪化で平成19年の売上は21億円にまで落ち込んでいたのです。平成20年には官公庁からの受注が減少するなかで、東京都からの大口工事を受注することが出来て増収となりましたが、利益面の貢献はほとんどありませんでしたね。

ヤマイチテクノス鰍ナは金融機関からの借入金が13億円ほどあって資金繰りには明るい兆しはまったくありませんでしたね。

2009年になってヤマイチテクノス鰍ナは官公庁から大口の工事を受注しましたが、ヤマイチテクノス鰍フ積算ミスで大幅な赤字が発生したのです。この積算ミスが決定的な打撃なっての倒産です。

利益の少ない経営の方法もあるでしょう。しかし、経営にはバランス感覚が最も大切なのですよね。このバランス感覚のない企業は遅かれ早かれ経営の危機を迎えることになります。

倒産寸前から復活「事業再生マニュアル」を参考にして健全な経営に立て直してください。


経営革新のための設備投資が裏目になった且R喜食品

倒産速報です。福岡県北九州市小倉北区で卵焼き製造を行っていました且R喜食品(山本義夫社長)が倒産しました。民事再生を申請しています。負債総額は8億6000万円です。

且R喜食品は1960年に創業した食品製造業者です。飲食店向けのだし巻き玉子や錦糸玉子やオムレツなどを製造して、2007年には22億9000万円の売上を計上していました。

しかし且R喜食品では設備投資に伴う借入金が経営を圧迫して資金繰りが悪化していたのですね。

且R喜食品では2007年には経営革新計画を立てて、中小企業新事業活動促進法に基づく経営革新を目指していました。且R喜食品では独自の衛生梱包を活用した鶏卵加工食品の開発および製造・販売体制の構築というものを申請して経営革新を行う予定で承認されていたのです。

そして山喜食品鰍ナは実際に次のような方法を行っていました。

食材を袋に詰め、不活性ガス(窒素)を充填し、袋内で調理・殺菌を連続して短時間で行う新含気調理システムを採用。これにより、熱による変性が極めて低く抑えられ、食品の色、味、食感を損なうことなく、皆様に提供することを実現いたしました。この調理システムを採用することにより、様々なメリットがございます。

食品が酸化しない 、含気包装により、型崩れを防ぐ、賞味期間中の鮮度が良い、多段階昇温加熱調理殺菌なので、非常に衛生的

となっています。且R喜食品には何とかもう一度頑張って欲しいものですね。

売上が10分の1になって倒産した大丸海産

倒産速報です。本当に小さな倒産ですからほとんどニュースにはならないような倒産ですが、明日はわが身と思って読んでいただけると嬉しいですね。

高知県高知市で魚貝類の卸を行っていた大丸海産鰍ェ倒産しました。自己破産の予定です。負債総額は1億円ですね。

大丸海産鰍ヘ1962年に創業した魚貝類の卸業者で、鮮魚や塩干魚などを中心に、1980年には52億円もあった高知県ではトップクラスの魚貝類卸業者だったのです。

しかし、1980年以降は多くの人の食生活が変化して魚離れが起きたりして魚貝類の需要は全国的に低迷していました。そんな中で流通が良くなって、大手スーパーでは自社で魚貝類を調達したりして地方の魚貝類卸業者は苦戦を強いられていました。2008年の大丸海産鰍フ売上は6億5000万円にまで落ち込んでいたのですね。

非常に単純な話ですが、売上が90%近くまで落ち込むまで経営を維持できていた事自体が不思議な気持ちですね。

多くの企業では売上がピーク時の90%減った時には完全に倒産でしょうね。恐らく売上が半分になっても倒産ではないでしょうか。

よく大丸海産鰍ェ頑張ったといえるのか、無益な経営維持を図っていたのかは今直ぐには判断出来ませんが、食生活の変化で倒産する食品流通業者や食品製造業者があることを知っておいてください。

あなたの企業は社会の変化に適切に対応していっていますか?
日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。