多角化経営でお互いにクビを絞めた樺キ谷川物産の倒産

倒産速報です。北海道帯広市で貸金業等を経営していた樺キ谷川物産が倒産しました。破産の手続きを行っています。負債総額は42億円です。

樺キ谷川物産は昭和29年創業で、樺キ谷川物産の倒産に伴い葛、成ユニコン、ユニットハウス製造梶A潟Oランドホテル雨宮館の関連会社3社も倒産し、破産手続きを開始しています。

負債総額の内訳は樺キ谷川物産が29億円、葛、成ユニコンが7億円、潟Oランドホテル雨宮館が6億円になっています。今後負債総額が増える可能性があります。

樺キ谷川物産では昭和40年に貸金業を開始し、事業者向けの不動産融資、手形割引などを行い、本社のある帯広市だけでなく札幌市や旭川市にも支店を開設し、平成4年には年商が8億円にまでなったいました。

さらに、平成18年には飲食店経営にまで手を広げ焼肉「本陣」を創業しましたが、改正貸金業施行の影響を受け、平成20年の貸金業の年商は3億円にまで落ち込んでいました。貸金業だけが悪化するのであれば大きな影響はなかったのですが、2008年秋以降の不景気により葛、成ユニコン、ユニットハウス製造梶A潟Oランドホテル雨宮館も経営不振に陥ったのです。

建設工事の減少、住宅着工件数の減少、観光客の減少とトリプルパンチを受けたようなものですね。本業の貸金業を含めると同時に4つのパンチを受けてダウンしたと表現できるでしょうね。

多角化経営を目指していたのか、一つの業績が悪くなって隣の芝生が青く見えたので手を出したのか想像するしかありませんが、それぞれがお互いのクビを絞めることになったのは間違いありません。

融通手形の甘い誘惑で倒産した古澤建設工業

倒産速報です。広島県江田島市の建設土木工事業古澤建設工業鰍ェ倒産しました。民事再生を申請しています。負債総額は32億円です。

古澤建設工業鰍フ倒産原因は広島ガス開発(株)の架空循環取引によるもので、負債総額32億円のうち架空循環取引よる損失は25億円とみられています。

古澤建設工業鰍ヘ古澤鋼材鰍フ創業者が、昭和59年に建設業を目的として設立されたもので、建築土木工事を中心に、官公庁発注工事の元請けや大手企業の下請けとして着実に実績を積み上げ、平成6年には65億円の売上があり、江田島ではトップクラスの建築土木業者になっていました。

しかし、官公庁の工事発注が激減し、民間建設工事も改正建築基準法の問題や不景気による消費の冷え込みもあったりして建築土木工事の受注は減少していました。しかし、古澤建設工業鰍ナ不動産投資や建材販売に力を注ぎ、平成19j年には建材販売が本業の建設土木工事を上回る30億円の売上を計上していました。

古澤建設工業鰍ナは不景気の中で売上を順調に伸ばし平成20年には67億円の売上になったのです。ところが。平成21年3月19日に広島ガス開発鰍ニの架空循環取引が指摘されると急速に事態が悪くなったのです。

古澤建設工業鰍ナは広島ガス開発鰍ニ親会社である広島ガス鰍ノ対して対応策を申し出ていましたが、広島ガス開発鰍フ返事は「手形決済はできない」という回答があったのです。これにより古澤建設工業鰍フ資金繰りは行き詰まり民事再生の申請となったものです。

古澤建設工業鰍ノしろ広島ガス開発鰍ノしろ融通手形の甘い誘惑に負けたのでしょうね。有ズ手形がいつまでも続くと考えた古澤建設工業鰍ニ広島ガス開発鰍ノ天罰が下っただけのことです。

民事再生とはおこがましいです。破産してください。

悪事に手を出して倒産した広島ガス開発(株)

倒産速報です。東証2部の広島ガス(株)子会社で広島市南区の総合建設業広島ガス開発(株)が倒産しました。民事再生手続開始申立をしています。負債総額は70億円です。

架空循環取引を行っていた広島ガス開発(株)は経営トラブルが原因で倒産しましたね。昭和42年に創業した広島では知名度のある建設会社でしたが、平成21年2月に架空循環取引を国税庁から指摘され、広島ガス開発(株)の会社ぐるみではなく、個人の不正行為であったとして広島ガス開発(株)は担当者を刑事告訴することにしていました。

しかし、世間の目には厳しいものがあり広島ガス開発(株)への信用は全くなくなり今回の倒産へと進んだわけです。循環取引は平成11年ごろに、バブル崩壊による減収を補填するために行われたとみられています。

広島ガス開発(株)の循環取引の金額は平成11年からの10年間で30億円になっています。循環取引によって損失が出た業者のうち2社は、穴埋めとして広島ガス開発(株)に19億円の請求をしており、他の7社についても平成21年3月までに決済に応じない場合には広島ガス開発(株)の管理職を詐欺罪で告訴するとしています。

広島ガス開発(株)は循環取引の発覚によって、循環取引を中止せざるを得なくなり、売掛金の回収が全くできなくなり、資金繰りの目処が立たなくなったのです。

平成21年3月30日の広島ガス開発(株)取締役会で倒産を決めたものです。

完全な偽装事件ですよね。広島ガス開発(株)にはこの世から消えて欲しいものですね。裁判所がどのような判断を下すのかは不明ですが、破産か清算にして欲しいです。

不良債権が循環する吉田工業(株)の倒産

倒産速報です。東京都台東区のプリント配線基盤販売の吉田工業(株)が倒産しました。事業停止をしています。破産手続開始を申立準備中です。負債総額は30億円です。

吉田工業(株)は昭和10年に創業の老舗で、半導体製造装置メーカーや信号機メーカーなどを得意先に持ち、プリント配線基盤を販売していました。平成19年には年商62億円もあったのです。

しかし、平成18年にサンタ軽金属梶i長野県上田市)が倒産したことによって1億6千万円の大口不良債権が発生し、吉田工業(株)では資金繰りに困窮していました。さらに最近の不景気によりプリント配線基盤の販売も不振に陥り、平成20年11月の手形は取引先の好意により何とか手形ジャンプで辛うじて不渡りをしのいだのですが、それ以降も売上が伸びる気配もなく、資金繰りは悪化の一途をたどっていたのです。

平成21年1月には仕入先による債権譲渡登記が行われたりして、信用不安が一気に高まっていったのです。

吉田工業(株)が不良債権を抱えたことが、今回の倒産への引き金となったわけですが、非常に難しい問題を抱えていますよね。今回の吉田工業(株)の倒産でも吉田工業(株)の取引先は不良債権を抱えることになるのですから、どこでこの悪循環を止めればいいのでしょうかね。

再出発して欲しい山梨県テクノスエンジ?

倒産速報です。山梨県甲府市古上条町の給排水施設工事テクノスエンジ??倒産しました。2009年3月4日に民事再生法を申請しています。負債総額は6億円ですね。

テクノスエンジ?鰍ヘ1993年に設立した給排水施設工事の業者で2006年には8億4千万円の売上がありました。

しかし、不景気や公官庁の発注減で建設業者の倒産が相次ぎ、テクノスエンジ?鰍ナも建設業者の倒産によるあおりを受けて不良債権が発生していました。

改正建築基準法によって建築確認申請が1ケ月程度で下りていたものが、半年近く待たされるような事態が起こり、テクノスエンジ?鰍ナも自然と仕事が減ってきていました。

そんな中で2008年のリーマンショクから始まった、世界的な不景気を受けて企業が設備投資を見送ったり、住宅建設が減ったりしてテクノスエンジ?鰍フ資金繰りに大きな影響がありました。

2008年秋までにも資金繰りには困窮していたテクノスエンジ?鰍ナした、ここにきて資金繰りがまったく出来なくなりテクノスエンジ?鰍ヘ民事再生の申請をしたのですが、認可が下りることは難しいような状況です。

テクノスエンジ?鰍ノ特別な技術があるわけではありませんので、現状の景気ではテクノスエンジ?鰍ェ立ち直る可能性が非常に低いからです。

テクノスエンジ?鰍ナは一度破産あるいは清算をして改めて出発する方が良いように思えてなりませんね。

優しさが裏目に出た?オオワ商会の倒産!

倒産速報です。山形県甲斐市の宝飾・貴金属卸?オオワ商会が倒産しましたね。自己破産の予定です。負債総額は6億円です。

1982年に創業した?オオワ商会は宝飾・貴金属の卸業を営んでいました。ペンダントやアクセサリー全般を取扱い1995年には売上27億円にまでなっていたのです。

しかし、不景気が長引き、特にぜいたく品である宝飾・貴金属は売上への影響がいち早く直撃したのです。?オオワ商会は特に卸業であったために、取引先とは手形決済や現金であっても納品から3ケ月以上先にしか売掛金を受け取ることが出来なかったのですね。

そんな?オオワ商会の経営に対して、取引先の倒産ということが起こってきたのです。不良債権の発生です。いくら手形を受け取っていても一度不渡りになれば紙くずと同然です。卸業の不振と取引先の倒産による痛手から立ち直ることが出来ずに資金繰りが悪化して、自己破産の道を選らんのです。

日々の努力が報われるから、努力のし甲斐があるのですよね。取引先の倒産についてはある程度は予測も出来たり、貸倒引当金を積み増しするとかの方法もあるでしょうが、実際に倒産されると利益に大きな打撃を受けることになりますよね。

?オオワ商会には気の毒ですが、きっと優しい経営者であったことでしょう。その優しさが裏目に出たと想像されます。

誰も予測すら出来なかった?イーテックの倒産

倒産速報です。鳥取県鳥取市電子部品製造イーテック倒産しましたね。自己破産の予定です。負債総額は5億円です。

イーテックは1993年に個人事業として設立され、1999年に法人化されています。電子部品製造業者としては、自動車の電子部品を中心に製造を行っていました。2005年には新工場を設立するなどイーテックの歩みは順調そのものに見えていました。

しかし、2008年の世界的な不景気で、自動車産業が直撃され、自動車の生産台数が激減したのです。そのあおりを受けてイーテックにも当然注文が激減したのです。

2005年に新設した工場などを借入金で賄っていたために、資金繰りに困窮して、自己破産の申請をしたものです。

新工場を作ってわずか3年での自己破産したイーテックは、本当に気の毒だと思います。誰が悪いわけではありませんが、イーテックの自己破産をだれも3年前には予想できなかったでしょうね。

私たちもまさかトヨタ自動車が赤字に転落するとは考えてもみなかったです。しかし、裾野の広い自動車産業はこれから先まだまだ倒産が起きてくるでしょうね。

予測できないことを予測しておけと言っても無理な話ですが、いつどのような事が起きるか分からないということだけは知っておく必要があるでしょうね。

明日はわが身ですよ。

営業に走り、財務を無視した潟Aプロの倒産

倒産速報です。長崎県佐世保市建設業潟Aプロ倒産しました。自己破産の予定です。負債総額は5億円です。

潟Aプロは1983年に創業した建設業者で、長崎県を中心に木造住宅や宅地分譲を営業の中心にすえていた企業です。2006年には25億円の売上がありましたが、借入金による事業拡大を行い金利負担も大きく経営状態は決してよくなかったですね。

潟Aプロの売上が順調であれば資金繰りの問題が表面化することはなかったでしょうが、改正建築基準法の影響で建築の着工が遅れたり、住宅設計のやり直しを迫られたりして資金繰りに影響を及ぼす事態となったのです。

2009年秋のリーマンショック以来、建築工事は減少し、宅地販売も思うように進まず、潟Aプロは資金繰りに行き詰ったのです。

典型的な不況型倒産ですが、問題は景気にあったとは思えませんね。建設業界が不況になる前から資金繰りには困っていたのですからね。

潟Aプロの経営手腕を疑われても仕方がないでしょうね。営業に強い会社によくあることですが、売上の増加がすべてを解決してくれると思い込んでしまうのですね。経営者は営業と財務の両面を的確に把握し、適切な指示を与えなければ必ず困った問題が起きることを示してくれたと思っています。

あなたも潟Aプロを反面教師とし、明日はわが身を頭に叩き込んでおいてください。

利益を追って客が逃げたマルホ観光開発

倒産速報です。北海道札幌市中央区ゴルフ場経営マルホ観光開発倒産しました。負債総額は85億円です。特別清算を予定しています。

マルホ観光開発鰍ヘ昭和60年にゴルフ場を北海道石狩郡当別町に「ハッピーバレーゴルフクラブ」の名称で80億円を投資し、27ホールのゴルフ場として開業しました。ピーク時の平成9年には来場者5万人、売上7億8千万円でした。

しかし、マルホ観光開発鰍セけでなくバブル崩壊の影響と、預託金70億円の償還期限を迎えたことにより資金繰りが悪化して、平成12年には民事再生を申請していました。

その後、マルホ観光開発鰍ナは再建計画に沿って事業を行っていましたが、売上は平成20年にはピーク時の半分以下となる3億5千万円にまで落ち込みました。2008年後半の不景気がマルホ観光開発鰍ノも直撃し、売上はさらに落ち込んだのです。

マルホ観光開発鰍ナは平成21年2月に抽選償還しなければならない預託金が65億円ありましたが、当然マルホ観光開発鰍ナ償還できる金額ではなかったのです。

マルホ観光開発鰍ナは生き残り策を模索し、活動もしていましたが万策尽きたと言えるでしょうね。マルホ観光開発鰍フ倒産の原因を考えたときに、事業計画の甘さが目立ちますね。利益を追求しすぎたことによってお客さんが逃げたと言うのが根本原因にあるような気がしています。

WTCが倒産!泥沼に足を突っ込んだ大阪市

倒産速報です。大阪府大阪市住之江区WTC大阪ワールドトレードセンタービルディング)が倒産しましたね。会社更生法の申請です。負債額は600億円とのことです。

WTC(大阪ワールドトレードセンタービルディング)は2004年に経営破綻をして再建を目指していたのですが、業績は回復することなく大阪府の庁舎移転構想が大阪府議会で否決されたことによっての倒産です。

WTC(大阪ワールドトレードセンタービルディング)は大阪市を中心にして第3セクターとして設立されましたが、空室が目立ち思うように家賃収入をあげることができませんでした。いままでに大阪市は491億円を負担していまして、今回の倒産までに投入した公金は655億円となっています。

このままでは1000億円の公金を投入する事態になりそうなので、大阪市としては税金からの投入を避けるために、USJの株売却、USJへの貸付金の回収などで340億円ほどを捻出するとしています。

不足する分については起債で賄うといっていますが、起債の利息はどこで負担するのでしょうかね。
また、USJに出資しているお金はどこから払っているのか考えているのでしょうか。

何となく泥沼に足を突っ込んでもがいていて、どんどん深みにはまって行くように見えてなりません。もう一度第3セクター方式を見直すわけにはいかないものでしょうかね。
日々の経営に行き詰まりを感じたり、ストレスがなかな取り除けないと思ってダラダラと仕事をしていませんか。
ときには、非日常を求めて、癒しを求めてちょっとだけ旅行でもしてみてはいかがでしょうか。